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ng darake no koinante
売れない俳優と、売れっ子漫画家のラブストーリーです。
売れない俳優である木津は、連ドラの主役を勝ち取るために、原作者の矢部に体を提供することになります。
矢部はかつての知り合い。矢部は過去、ずっと片思い木津に片思いしてたという過去がある。
面白かったです。
よくある王道ストーリーですが、英田さんの心理描写の上手さにのせられて、最後まで楽しく読むことができました。
英田さんの初単行本
マンガ家さんでも小説家さんでも、だれでも必ず一度は通る「芸能界物」
なので、粗筋読んだだけじゃ、以前に読んだ事があるかどうかわからなくって。
やっぱり、一度読んでいた
ありがちなお話だが、文章のテンポがよくって、サクサクッと読めちゃう。
他愛のない話だけれど、その後の英田さんの片鱗が、無い訳じゃない。
初単行本にしてこの安定感は流石というべきか。
ノリの良い文章でサクサク読めますし、キャラクターも皆魅力的。
木津〔受〕は俳優ですが、ドラマや映画の端役しか仕事がなくこのままでは契約更新も危ういというところにいます。
そんな彼の元へと、なんと9時台の連ドラマ主役という大役の話が舞い込んでくる。
俳優としてここで何とか大きなチャンスを掴みたい木津にとってはどうしてもこの役は欲しい。
そんな想いでこのドラマの原作者である人気漫画家・矢部〔攻〕の元へと訪れる木津ですが、何と矢部はかつての同級生で、木津に主役を演らせる代わりに自分に服従しろとセックスを要求してきます。
役欲しさに条件を飲む木津。
そんな形でスタートした2人の関係と、ドラマ撮影を絡めてストーリーは進んでいきます。
木津の先輩の沢木は、こいつは悪い奴かー?とも思ったんですが普通にいい先輩だったし、共演したアイドルも根はいい子だったしで悪人が出てこないので気分良く物語を楽しみました。
ストーリーはありがちだけど、やはり上手い人が書くと面白いなーと再確認。
あとがきを読んで初めてこの作品が英田さんのデビュー作だって知りました。
ライトなノリの漫画家×俳優。
俺様×健気で、お互いの仕事への思いなんかに惹かれ合う感じです。
主役にしてやりる代わりに押し倒すなんてなんてセクハラ。なんてBLマジック。
全体的にエロ度高めで、BLマジックも多発していますが、なんかこれがボーイズ☆ラブらしさだよなあという気もする。
構えずに気楽に読める作品だと思います。
売れない俳優の木津は、連ドラの主役に大抜擢される。
ただし、条件が一つだけあって、それは原作者の作家にオッケーをもらうこと。
俳優としてもがけっぷちに立たされている木津は、その条件をクリアすべく、その作家先生の家に向かったけれど。
現れたのは、すっかりかっこよくなってしまった高校時代の同級生・矢部だった。
最初、彼が同級生だと気づかなかった木津に、矢部は機嫌を損ねてしまい、慌てて木津が口にした言葉が「何でもする!」というものだった。
木津が口にしたその言葉は、“役作りのためなら”何でもする、だったのだが、「何でもするんだな」と確認してきた矢部が口にした条件は「黙って俺に服従すること」だった。
困惑する木津を、矢部はいきなり押し倒すと、体中を弄くり回されてしまう。
慌てて木津は拒否しようとするけれど、「主役の話がなくなってもいいのか?」と言われると抵抗もできない。
結局、最後までされちゃった木津は、連ドラの撮影期間中は「矢部と同居すること」という条件を飲まされて――
という話でした。
こんな幕開けだったので、どれだけのイチャイチャがくり広げられるのかと思いきや、意外とそんなでもなかったです。
もちろん、「他の人に色目を使うな」とか「くわえろ」とか言われたりはしてるんですけど、シチュエーションよりは無体なことは少なく。
何のかんので、連ドラの撮影に入っちゃってなかなか会えない木津に対しても、無理を言うこともないし。
原作者権限を振りかざして、毎日、現場に押しかけてきて無茶をすることもなく。
ちゃんと木津の仕事を優先してくれていて。
なんというか、よっぽど他のBL小説の両想いカップルの方がむちゃくちゃなぐらいの優しさ。
無理から始まる関係だけど、結局甘い小説でした。
そういうのが好みの方にオススメしますが、設定を読んでハードなものを希望する人が読むと、かなり拍子抜けすると思います。
初書籍化作品だそうです。
テンポが良いのでさくさく読み進められます。
…木津の面接日が(笑)
マネージャー曰く「明日」ですが、実際は「明後日」に実施されたようですね。
読んでて「???」となりました。
一度気づくと凄い気になってしまい…気付かなければすんなり読めて幸せなのにー…。
途中「おい、こら矢部(`ω´)=3」と怒りたくなる場面あったりします。
あれはねー…木津くん凹むわ、うん。
でも基本的には、明るくて特に何も考えずにページめくっていけるような軽い感じのノリでしたね。
先輩俳優の沢木さんは、きっと木津が好きなんだーと勝手に思っていますw
にしても…浮気防止のために木津のお尻にかぶりつく矢部((((((((((ノ∀`)・゚・。 アヒャヒャヒャヒャ
なんか色々と矢部の行動が子供っぽいのが面白かったです。
本の整理をしていたら茶色い本が出てきたので手にとったらコレでした。
英田先生初単行本です。
なんというか、先生の青々しい筆力が可愛いです。
しかし評価としては完全に趣味じゃないです。
お話は「芸能界」というプラチナ文庫さんって感じの(笑)いかにもなアレです。
あらすじを語る間でもございません。
先生のレーベル書き分けがすごいです。
レーベルの空気読みすぎだと思います。
さすがに初だけあって、まだ荒削りな印象の文章です。
例えば語句の説明がくどかったり、(きっと先生的には読者への親切なんだと思いますが)、
会話文が続いてキツかったり、
展開が完全にお決まりのBLファンタジーだったり、
何の脈絡もない展開だったり、とにかく酷い。
しかし英田先生のすごいところはこの後数ヶ月後に出した作品の文章はこれよりもっと良くなっていて、そして更に半年後にはエスを発表しているんですよね。
どんだけ努力したのか、とにかく素直にすごい人だと尊敬しています。