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angel noise
え~、この作品は『無理矢理から』『お仕事もの』『年下攻』『受一人称』と、どれをとっても私の苦手な要素ばっかりです。←もともと『無理矢理から』『お仕事もの』が多い(らしい)作家だから避けて来たわけですが。
まず、中でもものすごくダメな『無理矢理から始まるラブ』ってヤツですが、天音(受)のキャラクターのせいか意外なくらい最初の『無理矢理』の重みを感じません(ストーリーの中で影も形もないという意味ではまったくないんですが)。
そんな大したことじゃないの?とこっちが聞きたくなるくらいにマイナスの印象が薄いんです。『無理矢理』の事実自体は繰り返し反芻してるんだけどね。
まあそれは、遠藤(攻)が終始反省してるからかも。
攻がこれでもかというくらいに後悔・反省しているという点では、同じ『無理矢理から』でもまだマシだったのだけは確かです。
ただ、キャラクターはどちらも好みとは言えません。特に天音。受一人称だったから余計にそう感じるのかもしれませんが。
ツン過ぎる(意地を張り過ぎる)受がすごく苦手なので、天音の一人称だとそれが強調される気がしてしまったんです。
でも、それ以上に仕事描写が多い。多過ぎる!
冒頭にも書いた通り、所謂『お仕事BL』が苦手な方なんですが、こちらもとにかく仕事仕事仕事・・・ラブはどうなった!?
メインの2人が同僚(後輩×先輩)なので必然的に一緒にいることが多く、ラブが完全無視されてるわけではないんですけどね。
とはいえ、私はBL(ラブストーリー)が読みたいんであって、くどくどしい(多過ぎる)仕事描写はハッキリ言って邪魔でしかないんですよ。
もちろん『ラブ抜きでも面白い』という作品も中にはあります。
でも、谷崎泉の『お仕事もの』は無駄に(としか感じられないんです)仕事ばっかりで、まったく面白いと思えません。いいと思ったことがない。
逆に『(お仕事ものじゃないのに)この仕事関係さえなければ・・・!』というのはありますけどね。
この作家、ホンットーにお仕事もの・お仕事描写が好きなんでしょうね。私、谷崎泉で明らかに『お仕事もの』だとわかる作品は吟味して避けてたんですが(苦手で読みたくないから)、それでも読んでも読んでも仕事に追われるキャラクターばっかりでもううんざりです。
あとはイラスト。
あさとさんは大好きなんですが、天音のキャラクターがちょっとイメージ違う気がしましたね。でも、イラストそのものは決して悪くはないです。
限りなく『しゅみじゃない』に近いですが、イラストでちょっとおまけして『中立』で。