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himitsu no beit shigan
作家さんの新作発表
お誕生日を教えてくれます
これは野良猫のように落ち着きの無い大学生が、
危なげなバイトに足をつっこみ、危なげな色男に身も心も奪われ…
それでもまだ懲りないという、自業自得としか言いようのない恋物語です。
人生の大部分が好奇心と無謀…の大学生・篤はジャーナリスト志望!
特ダネと100万円の報酬につられて、一もニもなく…
怪しいウェイターのバイトに飛びついたときには、もう遅い!
香港マフィアとおぼしき琥珀色の目の男・レオンに体を奪われ、
ペットのように愛され…さあ、3食・昼寝・首輪付き、ペットライフの始まりです!
レオンと篤、ペットと飼い主? ゲームなのか本気なのか…?
恋なんだかよくわからない…恋の始まりです☆
おいおい...ってツッコミたくなるくらい、この篤って子は…
言葉の純粋な意味で少年っぽいんです、そして猫っぽい!
やることなすこと興味シンシン(もう22歳なのにねぇ。)でもまあ、正常でしょう。
ようするに普通の男の子なんですよっ。
そんな普通の男の子に、レオンみたいな底知れない色男が片思いをしていたなんてねぇ。
それも5年間も…出来すぎです、ちょっと出来すぎ…。
強いて言えば、猫目の魅力ってことでしょうか???
元々の顔立ちがグリッとした猫目で、行動力だけはあって、自分は要領が良いと思ってて、
猫だから器用なんだとばかり、信じて疑わないフシ大ありで…
なのにけっこう抜けてるんですねぇ、まだまだ甘ちゃんです。
(↑コイツ、本当にT大生なのか? そっちをツッコミたくなりますが。)
そこでハタと気がついたんですけれど、これって子猫の行動パターンそのものなんですよ☆
だからレオンは、野良猫に情けをかけて、そのままハマってる状態に1番近いんです。
(↑猫好きさんなら、おわかりですね? こういうときのレオンの気分。)
ところが猫タイプの人間(&本物の猫)には嫌な面もあってねぇ…
学習機能に欠けてて、けっこう横着で、割に図太いんです。
最悪、同じ失敗を何度でも繰り返す…篤、そのまんまですねぇ。
このお話、ツッコミどころが実に多いです。
…で、そのツッコミどころのほぼ99パーセントは、この性格に起因しています。
(報酬100万円…って、疑わないほうがおかしいです。
もはや猫科の男は、おバカと同義語なのかしら…と頭を疑いたくなる読者です。)
彼は良くも悪くも猫的です、ただしっ…コケットな魅力ばかりではありません。
女性ならそれだけで十分魅力ですが、男性の猫タイプは…実に微妙です。
いえむしろ、読者の毛を逆なでする地雷…といっても過言ではないでしょう。
実はこのお話、続編がありまして…そこでも篤は懲りない猫男です。
いい加減にしろ~と言いたくなります。可愛いから許しますけれどね☆
さて…肝心の(?)エロですが、手加減しすぎなのでは?
猫にはもっと、おしおきが必要だと思うのですが。
正義感はあるけど無謀で、末っ子気質な受けが出てきます。
ご主人様と呼んだり、首輪をつけられるので、苦手な方はご注意。
香港マフィアらしい男・レオン(30)俺様攻め×ジャーナリスト志望・篤(大学4年生で22歳)強気受け
ジャーナリスト志望の篤は、ネタの為に裏サイトをチェックしてる。
警察の厳しい父や同じ警察官の兄にも認めさせてやるという思いから、特ダネをつかもうとして狙っていた。
個人主催のパーティーのウェイター募集の案内を見て、報酬が百万円という怪しさに応募する。
特ダネをつかもうと気合を入れて潜入するが、会場で怪しい香がたかれていてその匂いに欲情して、男に身体を翻弄される。
その上、目覚めたら首輪をつけられていた上に、その男・レオンにご主人様と呼べと言われて。
まだまだ甘ったれでどこか抜けている受けが、デンジャーゾーンに無謀にも忍び込んで危険な目に。
調教されて人知れず売られて大変なことになるって展開ですが、そうは上手くいきません。
鬼畜そうに見えて優しい攻めが、ちゃんと無謀な受けのフォローをしてくれます。
それでも、受けとご主人様ごっこをして楽しむゆとりもあります。
受けの逃走がばれて鬼畜展開に行くかと思いきや、道具使いもなしでご主人様自ら素手で優しいプレイに。
拘束されての羞恥責めではありますが、受けは目隠しをしたままだし、驚く位にソフトでした。
読んでいて想像できる展開のまま進み、安心と言えば安心ですが、驚きが欲しかったです。
エロ:★3 強引めなH、目隠し拘束羞恥責め
総合:★3 鬼畜に進み放題な展開だったので、もっと鬼畜でもよかったと思います。
何から何まで『しゅみじゃない』としか言えません。ただ不快でした。
キャラクターもまったくいいところか見えませんでしたね。篤(受)はあまりに考えなしでもううんざりしました。
ジャーナリスト志望の篤は、裏サイトで『2週間で100万』という怪しさMAXの破格のバイトに飛びついて、潜入取材もどきを試みます。
このバイトに関してがね~、すべてがなんとも詰めが甘いとしか言えませんでした。
男女半々で10数人、お約束通り募集時の『ウェイター・ウェイトレス』は名目で『愛玩動物(もちろんH系統込み)』なわけですが、いざとなって『純粋なウェイターや雑用じゃなかったのか!』って、まったく考えもしない方がビックリです。
キミ、到底ジャーナリストは向いてないから諦めなさい、と言ってやりたくなりました。
しかも、考えるのは自分と、一緒にレオン(攻)の手にある武のことだけで、他のバイト(女の子たちも)のことがまったく出て来ないんです。
篤の言葉・考えでも作中でもホントにひとことの言及もない!助けられた後もまる無視ですよ・・・
だったら最初から篤の単独潜入の設定にしとけばいいんじゃないの!?
レオンはあとがきで作家さんが『ヘタレ男』と言われてましたが、これをヘタレなんて言って欲しくない、と思いましたよ。ヘタレ好きとしては。
もういちいち挙げるのもアホらしいんですが、個人的には何よりもやっぱり『無理矢理』ですね。
どんな理由があろうと納得できるはずはありませんが、よりによってあの状況(見え透いてはいても、一応ネタバレなので書けませんが)でですか。
そして『無理矢理→絆され』パターンでは相変わらずの展開なんですが、ラブに至る過程が意味不明でした。
それに、無駄にHが多いんですよ。CPにもラブにも共感できなかったので、Hは読んでてもまったく乗れませんでした。
読みながらひたすら気分悪くて堪りませんでした。中身がないにもほどがあるんじゃないですか、と言いたかったです。
いやもう、あまりのくだらなさに辟易しました。