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いろんな夢や目標を持って人間は生きているわけですが、きれい事を言ってばかりもいられない場面も時にはあるはずで。それは医者といえども、例外ではないんでしょうね。
こういった泥にまみれた自分を卑下する桐島。こんな自分に夢を持っている春紀に、申し訳ないという気持ちがあるんでしょう。オトナの世界…ってところでしょうか。
そんな世界を、春紀も現実のものとして受け止めて行かなくちゃならなくなるんです。
運ばれてきた患者が手を尽くしてもダメだったことで春紀が落ち込んだときに、桐島が身体でなぐさめたことがあったんですが、その時から桐島自身も春紀に対する気持ちが変化し始めていました。春紀は全く気がついていませんでしたが。
まぁ、たしかにわかりにくかったですよね。あからさまには変化は見えないんですもん。それまでは、リネン室とか病院内で『性欲処理』っぽい関係しか持ってこなかったんですが、その後はちゃんと大事に春紀を抱いていたんですよ、しかも優しく。
わかりにくいとは言え、結構変わっているし、回りのナースたちや患者さんも、春紀自身の変化に気がついてるんだから、気がついてあげて欲しかったなぁ…。
いろんな出来事が起こりましたが、3ヶ月間の春紀の外科での研修は終了。桐島ともお別れです。と言うか、春紀だけがそう思っていたようです。でも、そこで桐島が「会いたい」と言えば春紀が無理をするだろう…と言うことで、わざと言わなかったし、春紀も言い出せなかったし…と言うことで、なかなか会えずにいた2人。
でも、年上の桐島から春紀に会いに来てくれて…。
とまぁ、いろいろとドロドロな展開だったけれど、ラストは甘々な雰囲気でした。
2人とも仕事には真摯に取り組む姿がよかったですね。いい医者になろうと春紀は頑張っているし、『このままじゃいけない』と桐島も、現状打破を秘め仕事をしているわけで。やっぱり、働く男たちのお話はいいなぁ。その上、春紀は憧れの先生に(いろいろな…笑)指導を受けるわけだから、張り切ってるしねぇ。
医者のお坊っちゃまだからこその純粋さを持ってる春紀。父を火事で亡くした苦い思い出を持つ桐島。医者になろうとした動機は、まるで違うものだったけれど、理想の医者を目指して、この先もこの2人は努力していくんじゃないでしょうか。
こんなお医者さまに診て欲しいです~。