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30才未満のキレイで優雅な男達の3カップルの短編3話です。
旧華族で今も不動産経営で働かなくても優雅に暮らせる烏丸(からすま)家。
踏青(とうせい)は親と離れて暮らし、その家には執事と家政夫がおり、友人が気兼ねなく遊びに来る。
ものすっごく羨ましい環境なのです!
【速斗と爽彦】
1話目は、烏丸家の使用人カップル。
リストラされた「牧村速斗」に、1年後輩の「津島憲之」が紹介してくれたのは、旧華族家の家事手伝い。
そこで会ったのは、怜悧な美貌の執事「加納爽彦(あきひこ)」。
中卒で烏丸家に使えて11年になるという。
速斗は、仕事が出来て落ち着いた物腰の若い執事が、どうも気になるが?
⇒庭師然とした主人の踏青が2人の気持ちを本人達より早々に察していて、背中を押す粋な計らいと、クールなようで実はお人好しの爽彦にも、ポイント高いです!
【寛道と卓也】
踏青の友人「寛道」と、隠れ家的なバーで見かけた美女「卓弥」との恋バナ。
同日、偶然に違う酒場で卓弥を見掛け、行きずりでホテルへ。
ツンツンしてたかと思うと顔を赤くして恥ずかしがる卓也に、遊び人の寛道は興味を持つが、名前以外明かしてくれない。
そして3度目の偶然、親族経営の若槻学園理事の寛道は、新任教師の卓弥と再会する。
⇒卓弥のツンデレが寛道をくすぐるのが楽しい♪
色っぽい卓弥とテク二シャン寛道なので、3話中1番濡れ場が濃い・・^^;
【憲之と踏青】
6才上の従兄弟・寛道の友人「踏青」と出会ったのは「憲之」が中学生の頃。
そして、踏青に恋心を自覚したのが高校の時。
出会いから10年、そろそろ気持ちに決着をと思うが、踏青と友人で無くなるのが怖くて言い出せないでいる。
速斗と爽彦のように出会って直ぐ恋人同士がいて、自分のような・・・
悶々とする自分に何も告げず旅行を決めた踏青にカチンときて、アフリカまで追いかける憲之だが?
⇒地図と照らして読むと旅行記みたいで面白かったです。
現地ガイドが才気あるフレンドリーな美女なもんで、嫉妬する憲之に踏青のほくそ笑みが見えるようでした♪
遠野先生は背景説明が丁寧なので、烏丸家の庭や爽彦のお茶汲みシーンが頭にパッと浮かんできます♪
6人6様とても魅力的でした!