あらすじ
母が亡くなり身内がいなくなった貴史は、遠縁の穂波家に引き取られる。
そこには長男の冬杜を筆頭に、個性豊かな兄弟四人が暮らしていた。
人付き合いが苦手な貴史は、『仮の家族』である彼らに対して頑なな態度をくずさなかった。
そんな時、貴史が一番反発心を抱いていた冬杜から「大人になれ」と言われ、からかうように抱きしめられる。
言葉とは裏腹な冬杜の穏やかな瞳と体温に包まれ、貴史は不思議な懐かしさを覚える。
その後、徐々に心を開いていく貴史だったが、ある日突然、次男の春臣に告白されて…。
甘く切ないセンシティブ・ラブ。