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このお話は、私のツボをいくつも刺激して、キュンキュンさせてくれました。
受の一途さと健気さ、攻の葛藤とヘタレさ(笑)。
10歳の年の差で、10年を経ての再会もの。
攻めの昔の恋人・・・等等。
10年前に2人が家族として一緒に住んでいた頃の、直哉と基継のエピソードもかわいい。
今まで読んだ高岡ミズミさんの作品では、私の中で上位に位置しています。
実は、円陣さんの挿絵だったので読み始めたのですが、読んでよかったです。
年の差カップルで、更に再会モノです。
フフフ……自分の萌えツボを押してくれるぜ!って感じですよー。
まだ母親が生きていて母子家庭だった直哉〔受〕が子供の頃に2年間だけ、家に居ついて一緒に暮らしていた基継〔攻〕
彼が去ってしまい、母親も亡くなり一人で暮らしている直哉。
そんな彼の前に10年後ひょっこり直哉の姿を見せ、それに気付いた直哉は必死に基継を追いかけ、基継はまた直哉と共に暮らす事になります。
話が進むごとに、昔の彼らの思い出や、基継が直哉の元を去るきっかけになった暴行事件が判明したりするのですが、基継がずっと直哉を好きだったというのもたまらんです。
子供の頃からずっと基継を慕っていた直哉の感情が恋愛へとゆるりと変化していたというのもいい。
作中で、基継はよく鼻歌を歌うのですがそんな何気ないシーンや、最後での写真集の美しい写真シーンが印象的。
年の差カップルスキーとしてはたまらんかったです。
やっぱ受が子供の頃から攻が受の事を好きだったっていうパターンの年の差カップルはいいですなー、たまらん!
ちなみにこの作品はCD化されてるんですが、CDだと基継サイドと直哉サイドに分かれているというちょっと変わった構成になってます。