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井出千尋は平凡な高校生。
ある日、病床の祖父から古い竹筒を渡され、「後継者」に指名される。ついに祖父が「ボケた」と思った千尋は、祖父のために竹筒を受け取る。
その翌日、祖父は亡くなってしまう。
祖父の葬儀が全て終わった後、千尋は貰った竹筒の中身を確かめようと、竹筒を開けてみた。すると、現れたのは、人語を話す狐。千尋は驚くものの祖父がボケてなかったとわかり、一安心。どうやら、祖父は竹筒にひそむ霊獣・管狐を使役する「飯綱使い」だったのだ。
そして、管狐は、人の姿にも変わることができるらしく、管狐の人間の姿は、なんと和服姿の絶世の美青年! 忠実なしもべとして常にそばに控え、「なんでも命令を」と言う管狐。そんな管狐に、千尋はつい「憧れの先輩との恋を実らせてほしい」と頼んでしまうけど……
千尋には、モーグルで世界ジュニアないとこがいて、そのいとこは千尋の憧れの先輩にもとっても積極的で、いつもそのいとこと自分を比べて、すごーくコンプレックスになっちゃってて……というのも裏に一つあるんですよね。
それで、先輩との恋を実らせてほしいって願ったものの、行為の最中に管狐が「千尋様」って言っちゃって、結局は先輩の抜け殻を管狐が操ってるだけというのがわかって、千尋は管狐に気持ちを移す……という話だったんですが。
その千尋の心変わりが、かなり唐突すぎてよくわからなんですよ。結局、管狐が千尋のことを好きだから、好きになったの?? と、聞きたくなってしまいます。
BLとしては、自分の意志で「好きになった」というのを求めてしまいたくなりますが。
ちょっと、ところどころ心理描写が荒いかな……というところがちらほら。
そのあたりをもうちょっと丁寧に書いてくれると、もう少し評価が上がったかなぁ……と、思います。
祖父から古い竹筒をもらった。後継者に指名され、わけもわからず飯綱使いにされる。
アラジンのランプみたいなもんで、竹筒の中から管狐というのが、出てきた。狐なのに味噌が好き。仮に人間の姿になると、和服姿にロングヘアーの美青年。
憧れの先輩と恋をしたい!の希望を管狐に頼むが、次第に管狐に惚れていく。