君に抱かれて花になる

kimi ni dakarete hana ninaru

君に抱かれて花になる
  • 電子専門
  • 非BL
  • 同人
  • R18
  • 神0
  • 萌×22
  • 萌3
  • 中立1
  • しゅみじゃない0

--

レビュー数
2
得点
18
評価数
6
平均
3.2 / 5
神率
0%
著者
鹿住槇 

作家さんの新作発表
お誕生日を教えてくれます

イラスト
真生るいす 
媒体
小説
出版社
徳間書店
レーベル
キャラ文庫
発売日
価格
¥514(税抜)  
ISBN
9784199002892

あらすじ

もう二度とセックスはしない。嫌な男でも、抱かれると感じてしまうから…。中学のころ親友に犯されて以来、なぜか男を惹きつけてしまう――そんな淫らな自分を嫌悪する湊人(みなと)に、同級生の戸浪(となみ)が告白してきた。誠実で優しい戸浪の思いつめた表情…。その真剣さが信じられない湊人は「エッチなしでもいいなら」と冷たく条件を出す。それでもいい、と喜ぶ戸浪と付き合うことになったけれど!?

表題作君に抱かれて花になる

戸浪薫 高校2年生
野々辺湊人 高校2年生

その他の収録作品

  • キモチの花束
  • あとがき

レビュー投稿数2

好き同士なのに

同級生同士のお話。
冒頭からいきなり「好きです、付き合って!」となるので始まりは唐突なんですが、高校生らしい、デートしてとゆっくり進む展開がよかったです。

同級生の戸波に告白された湊人は、エッチしないならという理由でOKし、ふたりのお付き合いが始まります。
実は湊人は過去、男性から何度も強姦された経験がトラウマになっていて、そのためエッチしないならという条件を持ち出すのですが、若干17歳にして同性から複数の凌辱経験を持つという設定かかなり悲惨な気もするし、いくらなんでもそんな事あるのかしら…という気もいたします。

自分から何かしらのアクションを起こしたわけでないのに突然男性から襲われてしまうという経験が中学時代の男の子にそうそう何度も起こるのはちょっと設定としては、どこか作り物めいた気分でみてしまいました。
ただ、不敏な受けやトラウマのある受けは好きなので、設定そのものは好みでした。

戸波は湊人を大事に大事にしてくれて、湊人も次第に心を開いていきます。湊人はやらせなければすぐ飽きるだろうと冷めていたのですが、次第に戸波に嫌われたくない、何をされてもいいと思うようになります。

可愛くて暖かいお話だなあと思いました。
短編×二編の構成で一人称なのでスラスラ読めると思います。
しかし、展開は好きなのにすれ違いの連続でもやもやしました。
とってもBLっぽいといえばそうなのですが・・・。

前半では湊人は男性経験がばれないように必死になって、させてあげないからフラれるんだと戸波を疑い、後半は湊人を大事にしたい戸波と、エッチしようとしても断られて自分が慣れているから、淫乱で汚いから嫌がられたんだと落ち込む湊人。
展開はベタというか、主人公がよくある卑屈キャラというか、とにかく戸波を全く信じていない事に違和感がありました。
戸波は戸波で、湊人が勝手に癇癪を起こして飛び出してもオロオロするだけというか…。もっとしっかりして!といいたくなるカップルですが、お互いが大好きというのが見ていてわかるので結局痴話喧嘩をずっと見ている状態ですね。

最後はハッピーエンドになることがわかっているから楽しめる安心感があります。ベタだけどそういうのが好き!という方にはおすすめだと思います。

1

きゅーん

この小説の攻め、超好みです。リアルにいたら、口説き倒して彼氏にしたいぜ。

高校生同士の恋のお話です。
主人公は過去に三人の男と身体の関係を持ったことがあるんですが、すべて『イヤイヤながら無理やり押し倒されて流されてはじまって、最後は捨てられる』という最悪のセックスしかしてません。
で、告白してきた男(攻め)に、『身体の関係がなくていいなら付き合う』と、挑発するように言う。
『なくてもいいです!』と答えた攻めと付き合いはじめ、一緒にすごすうちに、どんどん彼に惹かれていく。

なかなか素直になれない主人公のトラウマの深さに、切なくなりました。攻めの優しさに惚れました。
結ばれたとき、萌えました。
良作。

1

レビューランキング

小説



人気シリーズ

  • 買う