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ai no yume
「終わらない週末」シリーズで有名な作者様らしいのですが、私はこの作品が初読みです。
丸ごと1冊表題作です。ヒカルの目線で進んでいきます。
音大生のヒカル(受け)は、憧れの元天才ジャズ・ピアニストの新条が経営するバー「レジェンド」でピアニストとしてバイトをすることになります。ジャズを聞かせて欲しいと迫るヒカルに、新条は「身体を差し出してくれるなら一曲弾く」と言い…。
子供の頃にピアノ教師に悪戯をされた過去のあるヒカルは、キスだけで震えてしまいます。後に、新条から一目惚れだったと告白された時には断るのですが、新条がジャズを弾かない理由を知って、どうしても会いたくなって…と、可愛らしい恋愛です。
エッチなし、キスどまりという内容で、エッチなし作品を探している方には朗報のような本でした。ただ、それにこだわったというよりは、書いているうちにそんな純愛になってしまったような感じです。話の流れ的にエッチできないことはなかったのでしょうけれど、ヒカルの音楽方面の成長により重きをおいた印象でした。
丁寧に書かれているので、ヒカルの気持ちの変化だけでなく、音楽の説明も分かりやすく、曲名を知らなくても大丈夫です。
ピアノやクラシックなどの音楽が好きな方、エッチなしのゆっくりとした関係、年上攻め&年下受けの年の差カップルがお好きな方にお勧めです。