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過酷だった前回の事件の傷を癒すために、旅行の計画を持ちかけた森。
そんな時にタイミング良く現れたエージェントの早川に二人は温泉旅行を送られる。
「今回はまったくの仕事抜き」そう言って下呂温泉へと出発した一行だったが。
事件が彼らを放っておくはずもなく……
たどり着いた旅館で出逢ったのはかつて事件で関わり合った妖の骨董屋、司野だった……
今までにもちょくちょく出てきていた司野さんが、うっかりレギュラー化の予感です。
この司野さん、元は別シリーズ「妖魔なオレ様と下僕な僕」の攻です。
あちらもこちらもオカルト関係というか、不思議つながりで(なんせその正体は妖)出てきても違和感がないというかなんというかだけど、まさかここまで出張ってくるとは。
それにしても椹野ワールド。どんどん繋がって広がるなあ。
こういうリンクが好きなので、作者のサービス精神にはほんとに脱帽です。
今回は司野のご主人様の龍笛をめぐるお話でした。
わざわざイラスト付で登場した若きハーフの雅楽器職人の水無月さんが地味に気になっております。出番の割になんか待遇が良くて(笑)
きっとまた出てくるだろうとこっそり期待してみたり。
しかし司野が出てくると振り回される森という珍しいものが見えるので、個人的にはもっとどんどん出てきてもらった方が楽しいです。