シャボンの国の王子様

シャボンの国の王子様
  • 電子専門
  • 非BL
  • 同人
  • R18
  • 神0
  • 萌×20
  • 萌1
  • 中立0
  • しゅみじゃない0

--

レビュー数
1
得点
3
評価数
1
平均
3 / 5
神率
0%
著者
五月緑子 

作家さんの新作発表
お誕生日を教えてくれます

イラスト
Dr.天 
媒体
小説
出版社
オークラ出版
レーベル
アイス文庫
発売日
価格
¥514(税抜)  
ISBN
9784775502426

あらすじ

父親の作った借金のカタに、聡はソープランドに売られてしまい!?

表題作シャボンの国の王子様

雪村秀一郎/ソープランドのオーナー/32才
新藤聡/母の身代りの借金のカタ/20才

その他の収録作品

  • ドナドナ
  • あとがき

レビュー投稿数1

シャボンの国はどんな国?

文庫化シリーズ第2弾の再販本です。               
父親の借金のカタでソープランドに売られた聡。
本当は母親が売られるはずだったが母親の代わりに
自分から志願、それはまさか男が商品になるとは思わない
聡の姑息な考えだったが、初め渋っていたオーナーの
秀一郎だったが仕事の相棒に新企画の説明をされ了承。
慌てたのは聡で、暴言を吐きまくり暴れるが子猫扱い。
店の男娼として秀一郎の仕込みを受ける事に。

売られてきているのにシリアスな悲壮感は皆無で
聡の秀一郎に対するテンポのいい悪態がなかなか愉快。
秀一郎の欲情のまったく感じない仕込みはかなりシビア。
聡の仕込みをするうちに秀一郎に変化が起きてくるんです。
生意気で手のかかる子猫を可愛いと思い始めてしまう。
最後の仕込みの風呂の使い方で仕込む予定が子猫に陥落。
聡の気持ちはまる無視で秀一郎は勝手に恋人に決めてしまう。

聡はバーコードデブ禿じじいか、秀一郎のどちらかを
選ばなければならない事に、苦渋の決断で秀一郎に。
この選ばせる展開は秀一郎の鬼畜さがかなり愉快です。
聡の逃げっぷりもやんちゃ全開です。
最後までベタな恋愛にならないのもまた面白いです。

別カップルのお話もあります。
秀一郎の仕事の相棒克己×克己の後輩でジャーナリストの彬。
彬は生粋のゲイで学生時代から克己を狙っていましたが
そんなそぶりも見せずに後輩として傍に・・・
男娼企画の協力者である彬に企画がダメになったお詫びに
なんと克己を餌食に!
彬の愛し方は怖かったですよ~、昔、アルバイトで男娼の
調教師をしていたようで恋人に対する仕打ちじゃないです。
でもそれがまた楽しかったりするんです。
コミカルなお話が好きな人向けの本です。

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