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八重樫正直は、大学卒業すると同時に、連絡手段を全て絶って逃げだした相手――藍口祐太朗と地元大阪でばったり再会した。
もう二度と会わないと思っていたのに、三年のブランクも何のその、再び関係を持ってしまう。
大学時代からギャンブル好きで、負け続けていた正直は、祐太朗に泣きつくことで借金まみれにならずに済んでいた、という過去がある。
祐太朗が望んでいた金の絡まない本気の恋愛から逃げたとはいえ、心の身体も彼を忘れていなかったのだと思い知らされてしまった。
けれど、祐太朗は大企業に勤めるエリートサラリーマンで、そのうち結婚もするだろうし……と、正直は素直にその気持ちを認められずにいた――
そんな話でした。
やや軽いテンポのお話でしたが、祐太朗が必死で、正直が身体の関係はあるけれどのらりくらりとそれをかわす話。
で、そうやってかわされるから、祐太朗の執着は余計に強くなる……というか、正直の意志をあまり考えないものになって、プレイは若干アブノーマルになる……という。
祐太朗は本当はいい男のはずなんですけど、正直相手にしているととんでもなくおしい男前な気がしてきます。
正直にだけ必死で、変態さんで、嫉妬が深くて、ロマンチストで……ってなんかちょっと残念ですよね……
それにくらべて、正直にはそういう必死感はまったくなかったなー……と思ったら、正直が嫉妬するような場面があんまり書かれてませんでした。
攻めが受けに必死な話を好きな方にはお勧めです。
かっこわるくて、必死になりすぎてて、ちょっとくらい変態さんの方がいいですよね!