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gouman na ryuu no teiou
作家さんの新作発表
お誕生日を教えてくれます
三枝がバイト先の喫茶店で偶然拾ったコインロッカーの鍵。
ちょっとした悪戯心からそのコインロッカーを開けてしまう。
そこに現れたのが、小野という日本人と楊という中国人。二人にそのまま拉致されるようにアパートに連れ込まれる。そこでどうやって鍵を手に入れたのか白状するように責められるが、三枝が口を割らずにいると、もう一人「王」と呼ばれる男が部屋に入ってきた。その男は、威厳のあるどうやらその組織のボスと思われる男だった。
王は三枝が一向に口を割ろうとしないのを見て取ると、三枝に対して、めくるめく快楽の拷問を仕掛けてきた。
あまりの快楽に結局口を割ってしまった三枝だったが、それで王との縁が切れたわけではなかった……
何もかもが三枝の好奇心で始まってて、結局これも、三枝の好奇心からずーっと物語は始まってます。ちょっと大学生というには、三枝が危険を顧みなさすぎると思うんですが……
その分、肝も据わってるというわけで……
結構危険な目にあってるのに、全然、王に泣きついたりはしてない。その点では、他のBLの「受け」とは違うのかも知れないなー……と、思います。
まぁもっとも、ちょっと前まで一般人だった人が、チャイニーズマフィアの愛人になろうというのだから、これくらいの根性は必要不可欠なのかもしれませんが。
結局、三枝は小野とともに敵方につかまってしまうというピンチにも合いながら、王への想いを自覚して。
そこへ正義の(?)ヒーローである王と楊が助けに来て、ハッピーエンド!
素直な三枝がかわいいんだろうね……きっと王は。
多分きっと、余裕がなかったのは順番を間違えちゃった王の方なんだと思うよ!
おもしろかったような気もするけど展開が単純だったような気もする。
日本にいる華僑のボス的存在×好奇心旺盛な大学生の話。
三枝は、歌舞伎町の喫茶店で働き「平和が一番」というのにはまだ若くちょっとした刺激を求めていました。そんなある日、店の客が事件に巻き込まれたところを目撃。そのお客が落としたコインロッカーの鍵を拾った彼は、好奇心のままコインロッカーを探します。
危険を顧みず自ら首をつっこんでしまう主人公。
案の定、敵ともしれぬ男たちに捕まってしまいます。口を割らない姿勢の主人公に王という男が現れ、快感のもといいようにされてしまいます。
いろいろとサスペンスチック、ミステリー探偵チック、アクション?という感じの話ですがどれも的を射ない。
言ってしまえば~的なで終わってしまい中途半端な感じで、終わりよければよし!みたいになってます。
もう少しどれかの要素で突きつめた展開がほしかったなと思います。
ラブに関しては、二人のやり取りがおもしろく、最初はぎゃんぎゃんああ言えばこう言う!みたいな言い争いしてます。どこか価値観のずれた主人公に毒気を抜かれた攻めがハマっていくみたいな・・・。
普段は口げんかの相手でも快感をくれる相手に、主人公も抵抗をなくしていきます。
気になるのは、王がなぜそこまで主人公を気に入ったのか。攻め視点からの気持ちの記述はないので受け側からの想像のみです。あったらもっとよかったなと感じます。
全体的にあまりラブっていう感じはしません。最後は両想いっぽく甘くなってますが。これシリーズものですよね?
続きはまだ読んでないですが、甘い二人よりは喧嘩して仲がいい二人を個人的に希望ですv