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相手が僧侶でカッコイイとそれだけで点数UPしたくなる私(笑)
イメージ的にもっと子供っぽい受けと悪徳俺様僧侶を想像してましたが意外にも、受けがごくごく普通で冷静。聖職者なのにちょいワルなゴーイング・マイウェイな攻め様より時に大人な子に見えます。
ストーリーは、得に世間を騒がすような事件が起こるわけでもないですが、日常での様々な出来事をテンポよく描いているので飽きることがなかったです。
また一風変わっているのが和菓子職人と僧侶との恋愛。
ベンツとバイクの接触の後、車から出てきたのはヤクザのような風体の男。なんとか見逃してもらったものの、行った修業先の和菓子屋ではまさかのお葬式。そこでばったり偶然の再会。男は僧侶で葬式をしきる住職だんたんですね。
出会い最悪の二人が互いに心を許していく過程がとても楽しかったです。
主人公が和菓子に落第点付けられて日々精進、奮闘して成長していく様もよかった。
まさかというかやっぱり?の強姦でしたが、攻め様のほうが受けにじつはメロメロ(死語)らしいので読者としても憎みきれないキャラ(弱冠オヤジはいってる)。
そして何より僧侶なので飛び出す仏教用語がいちいち面白ヤラしかったです。
「住職・・・」と主人公が呼ぶ度に新たな呼び名萌えしてしまう自分も発見してしまいました!ああ、また・・・
描写的には標準なのですが、回数と雰囲気?的にはエロかったかなと・・。
出てくる和菓子と同じくらい甘い感じとほのぼのしたストーリー。
あとがきで作者様は当時新人さんもしくは若手さん?だったのでしょうか。それでこの内容なら上等上出来な部類にいくのではと思います。
興味深いのは編集者さんと電話で打ち合わせの話。
「不夜城・白泉社おそるべし」とは作者様の苦労もさることながら、担当者さんの眠らないビジネスライフがいろいろ想像できます。
なるほど~大変そうと思いつつ読みました。
また佐伯さんの他の著書も読みたくなるいい作品でした。