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brighton rock
ようやく落ち着いた、二人の愛の暮らしに、日本から嵐がやってきて、、
二人で、本当に生涯を共にしたいのならば、ただ、このまま、ここで暮らしていてもなんの展望も解決もない。
本当にお互いが運命の相手ならば、一時離れても、必ずまた会えるはず。
たとえ離れても、運命ならばまた出会える。
ガイフォークスの炎のクライマックス。
思い出作りの、イギリスのクリスマス(のごちそう)。
椹野先生の作品にしては最初からエロ多めで始まったこの本。
続く展開での決心がつらい物だからこその甘い甘い冒頭シーン。
この作品って、この続きがあってこそのお話だと思うので、今更だけど、1,2巻と同人誌で出されたらしい再会編を1冊にしてイラストも換えて新装版にならないかしら。
今だからこそ、こういう基本的なBL小説が読まれてほしいな。
私のかなりダメなタイプのラストでした(続きがあるなら別ですよ)。いわば『今後は想像にお任せします』に近い感じ?余韻があっていいと思える方もいるでしょうが、私は無理なんです。はっきりさせてほしいんだよ!その点で『萌×2』にはできませんでした。
遠い将来まではとりあえず望まないから、せめてコヨが帰国した後のストーリーも、ほんの少しでいいから入れて欲しかったですね。未来への希望につながるような。
なんかこれじゃ、(穿った見方をすれば)帰国したらそのまま消滅~でも全然違和感ないですよ。そういう目で見れば、コヨが帰国を決断したあとは、すべてがいかにも『別れ(距離だけじゃなく)の前に』って解釈もできるような感じだったし。
いやもう、2巻分楽しんで読んだだけにガックリきました。キャラクターもストーリーも結構好きなんだけどな~。
これ、当時は続刊・続編構想があったんだと思うんですよ(少なくとも作家さんの中には)。あとがきで『続きを書くのがいつになるかはわかりませんが・・・』と言われてますし、『完結』って印象はなかったですね。でなきゃこの終わり方は酷いよ。ハッピーエンド大好きな椹野さんとは思えません。
まあ、同人では続き(?)が出てるのは知ってるんですけどね。それも文庫が出て結構経ってからですし、『もう商業では無理』だからそうしたのかなあ。
『らぶらぶ後日談』や『番外編』なら、いくらでも同人でやってくださっていいんですが、明らかに『続編』だとしたら、ぜひ商業で出して欲しいです。もう10年近く経ってるから無理ですかねぇ・・・