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focus eyes
双子×高校生の話
小さいころ慕っていた近所のお兄ちゃんズが家の事情で引っ越した。
高校生になった今、片方が戻ってきて・・・
昔、啓ちゃんは親しみやすくよく懐き、悠ちゃんは寡黙で少し苦手だった。
戻ってきたのは啓ちゃん。
啓ちゃんとよく過ごすようになったけど、ときどき啓ちゃんがわからない・・・
すっごく面白いとか萌え~な感じのストーリーではないですが、けっこう真面目に読めるタイプの話です。なんとなく展開が読めてしまう傾向がありますが、結局双子のどちらとくっつくかが気になるくらいには面白いと・・・
しかし突っ込むといろいろ出てくるよな、モヤモヤが残ります。
仕事として書いたはじめての作品とあとがきにはあるので、はじめならこのくらい?かなーと思います。
読みながらストーリーに入り込めなくて苦労しました。キャラクターもまったく好みじゃないし。
う~ん、真崎さん好きなんだけど、やっぱり初期作だからかな~と思ってたら、初期どころかデビュー作(初ノベルズの新装版)だったんですね。
あとがきで『文体の変化にビックリ。今では書けない雰囲気』と自ら言われてましたが、心底『よかった・・・』と思ってしまいました。
もしこの作風・雰囲気のままだったら、確実に今真崎さんは読んでないと思う。初期だからこその文体のぎこちなさとは別に、すべてにおいていいとこなしの作品でした(私の好みにおいて)。
『攻が双子の片割れ』で王道なら、まだしも双子で受を取りあう(三角関係)の方がなんぼかマシだったと三角苦手なのにそう感じてしまったくらいダメだったんです。
他の作家さんでもこういうパターンは読んだことあるんですが、そっちもダメだったなあと余計な事を思い出して遠い目に。
三角関係以外なら、まあこうなるよねというありがちなストーリーそのままでした。でも、ありがち・安易だからだけじゃなくてとにかく『もうひとり』のキャラクターがものすごく不快だったんです。
トータルでは、後味の悪い作品だったとしか言えません。読んでてホントに気分悪かった。
ただ、デビュー作なんだから、と必死で自分を説得して『しゅみじゃない』に限りなく近い『中立』」で。