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幼い頃からの憧れの相手でもあった上司との辛い不倫から逃げるために、大学病院を辞めて船医に応募した野間瑞人。
そんな野間が急遽乗り込んだ船には、金髪碧眼だが、口の悪い船長・喜屋武譲次がいた。
野間が乗り込んだ船は、世界一周へと旅立って行くが、野間はおいてきた恋を完全に断ち切ることができず、仲間であるクルーと関係を持ってしまう。野間にとっては、抱かれている瞬間だけが辛い現実を忘れ、甘い夢に浸ることができる瞬間だった。
船に乗り込んでから2日連続で、別のクルーに抱かれてしまった野間は、3日目にして、喜屋武に禁止されていたのに関わらず、野間に誘いをかけてきた乗客と関係を持とうとしてしまう。
そのことが喜屋武の逆鱗に触れ、喜屋武は野間に対して「忘れたいなら相手をしてやる」と、野間を抱くことを宣言する。
最初は嫌がっていた野間だったけれど、繰り返し抱かれているうちに、次第に野間の心に変化が訪れる……
そんな話でした。興味がないような振りをして、実はしっかりと野間が船に乗り込んでいた時から、見張りをつけていた喜屋武は、本当はとっても嫉妬深い男だと思います。
まぁ、確かに別れようとしている男が忘れられないから、と言って狭い密室とも言えるような逃げ場のない船でいろんな人に抱かれてしまう野間には、見張りをつけられていても文句は言えないとは思うのだけれど(苦笑)
でも、繰り返し抱かれるうちに、わかりにくい喜屋武の優しさに触れて、野間は段々と喜屋武に惹かれて行くというまぁ、割とありきたりではあるストーリーなんですが。
実はこの物語続きがありそうです。
とりあえずは、収まるところに収まった二人ですが、もう既に野間は次を見据え始めていて……実は大学病院に戻りたいと思っている。
でも、そうなると海の男である喜屋武とは何日間も離ればなれになってしまう。
それをどうやって乗り越えて行こうか……というところで、この物語は終わっています。
大人な二人の、大人な恋愛な話でした。