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『夜は甘く』シリーズの3巻です。
流石に最終巻だけあって、SMプレイにも気合いが入ってます。
SMカップル好きには、お勧めのシリーズです。
ヴィオス薬品開発室室長・鈴村雅彦 サディストヘタレ敬語攻め×医学部の院生・松岡幸司(24)被虐強気受け
幸司とのプレイの為に新しい革紐まで新調したりと、やる気満々です。
雅彦の元恋人は幸司が研究所に来る前にいなくなって、中々に都合のいい展開です。
ついに幸司の兄と雅彦の妹の結婚式があって、ようやく本当の義理の兄弟となります。
幸司が好きでたまらないという兄の像が優しい事だけはわかるのですが、よく明かされていなかった事がもやもやが残ります。
2人がラブラブになったのはいいのですが、SMプレイとしてみると物足りない感じがあって残念です。
薬という新要素がありましたが、性器と身体を拘束して放置したりしていたぶったりと、総じてワンパターンだった気がします。
折角、ベストSMカップルな2人だからこそ、極めて欲しかったです。
1巻が攻めのヘタレが見えなくてサディスト攻めに衝撃を受けただけに、段々と尻すぼみになってきた気がします。
ハードなSMというよりも、心情重視で調教というよりも合意でSMプレイを楽しむ恋人達をお探しの方にはお勧めです。
エロ:★4 拘束プレイ多め。SM。
総合:★4 もっと色んなSMプレイを見たかっただけに、プレイがワンパターンで物足りなかったです。
シリーズ第3作目!完結編!
前作で、大いに気持ちが揺らいできた2人が、カラダだけでなく、やっと心の繋がりを求めようとしていきます。
幸司は助教授の飛田、雅彦は元恋人の潤一という第三者の登場もあり、自分の中に、お互いにカラダだけではなく、心の内を知りたい感情が芽生え始めます。
雅彦は優しくしたいと思いに…幸司は雅彦の本当の姿を知りたいと…
幸司も兄の結婚式の頃には、気持ち的にも落ち着き、雅彦の優しさを本心として受けきれられるようになっていきます。
そして雅彦も決心し…幸司に自分の気持ちを伝えて…⁉︎
なんて長かったんだろう…(笑)
とりあえずパッピーエンドで良かったです。
雅彦の嗜好が変わったことで、あんなに気持ちを残して別れた相手だった元彼さんとはやり直さない道を選んだ訳ですが…
嗜好は付き合う上でも大切な事は分かるにしても、ちょっぴり元彼さんには可哀想な結果だったなあとは思いました。
飛田の場合は変わった人物だったので同情心は芽生えませんでしたけどね。
それにしても、2人に振り回されたのは確かかなあとは思います。
なにわともあれ、なんとかくっついてくれた2人ですけど…
やっぱり愛の紡ぎはSMなんですね(笑)
愛があるとは分かっても…
相変わらず痛いエロ過ぎて、読んでいて辛かったです…。
SM好きはハマるのかとはなんともいえませんけど…。
シリーズ通して辛口レビューになってしまいました。
すみません。
でも、背徳関係と心の揺らぎの微妙さに萌を感じられる方にはハマるのかもしれません。