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高校の部活ものです。
天体観測を主にするのは・・・地学部です。
進級し、主人公は地学部の部長をすることになった地味めな少年。
そこへ地学部に入部希望を出したのは、留年したため同級になった先輩。
女子にもモテて派手な噂も多い先輩が入部したことで、先輩目当ての女子も増えた。
毎年恒例の合宿は、いつもと勝手が違うようで・・・
といったスクールライフ。基本のんびり和気あいあい。
部長としては気苦労も多々ある主人公ですが、何かと気づかってくれる先輩が噂ほど悪い人に思えず、魅かれていきます。
う~ん話としてはしっかりしていて読みごたえはあるものの、いかんせん地味なのです。
穏やかさ漂うストーリー嫌いじゃないんですが。
こう、あえていえば萌えキュンが足りない?
ないことも無いのですが、予想の範囲内というか・・・
決定的な何かエピソードが個人的には欲しかったです。
ちょっと印象が薄いです。
小塚さんは初読みではありませんが、こちらが初レビューになります。
と言うのも、小塚さん作品は数冊拝読していますが、どれも可もなく不可もなく・・・、申し訳ありませんが読後の印象が薄過ぎてレビューの書きようがなかったんですよね。
作家買い(過去作買い)する気はないけど、二度と読みたくないとも思わない、どこまでも中立って感じの作家さんなんです。
こちらも、薄いと言えばまさにその通りの、たいして山も谷もないあっさりさっぱりとしたストーリーですが、こういう淡々とした優しい雰囲気は結構好きなんですよ。
ただ、極めて個人的好みで受一人称が(それだけで読めないくらいのレベルで)ものすごく苦手なので、読みながら目が滑ってしまいました。
キャラクターやストーリーがどうこうという以前に、まったく入り込めなかった。ちょっと残念。