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『恋愛契約』シリーズ2作目です。
前回の主人公陽汰の弟、爽二(受け)と、陽汰の恋人新堂が学園長をしている清祥学園の教頭、花房(攻め)のお話です。
両親が突然の事故で亡くなってしまった。
爽二は名門、清祥学園の入学が決まっていた。
しかし入学金と3年間の授業料だけで800万円ものお金がかかるので、爽二は入学する事を諦めていた。
だが、愛する兄の陽汰には何とか今の高校を卒業させてあげたい。
そして何とか2人だけで生きていきたい。
その思いで働く決意をし、公園でアルバイト情報誌を見ていた爽二だが、そこへ見知らぬスーツを着た冴えないオヤジが声を掛けてきた。
その後も援助交際を持ちかけられ、憤慨する爽二。
だが、お金が必要な爽二は援助交際を考え始める。
「抱かれても我慢できる程度の男を探そう」と。
しばらく道を歩いていると、目の前に見とれるような美貌の男性がいた。
「彼なら抱かれてもいい」そう思い、思い切ってその男性に声をかけた。
その男、花房も爽二の驚くほどの容姿に目を奪われ、動くことさえ忘れてしまった。
だが、爽二から「援助交際をしませんか?」と持ちかけられ驚く。
2人はホテルに行き、体の相性を確かめる為にとキスをする。
だが、まだキスさえしたことのなかった爽二は花房のキスに酔ってしまう。
お金の話になった時、実は花房は教育者である為、援助はするがセックスはしないと告げられる。
「代償を受け取らないなら、同情か!?」と、激怒する爽二はそのまま部屋を出た。
その後、兄から特別な奨学金で爽二も兄の陽汰も学校へ通えるようになったと言われ、爽二は清祥学園へ入学した。
しかし花房と爽二の2人は意外な場所で出会う。
実は花房は清祥学園の教頭だったのだ。
花房から呼び出された爽二は「君を好きになった」と言われ、動揺するが冗談だと花房の言葉を信じなかった。
だが花房から「援助交際の相手を探していた事を兄に言って欲しくないなら、私の恋人になってもうらおう」と。
それから二人は恋人の契約を結んだ…。
強がりを言っているけど、実は頑張り屋でも淋しがりやの爽二。
それを分かっていて、大きな愛で見守る花房。
一度は別れる2人ですが、愛し合っている2人は結ばれます。
「初めてのHは夜景の綺麗な所がいい」と言う爽二に、花房はセスナを用意。
もちろん花房所有のセスナ!
すごいよ、花房!
2人の初めてのHは夜景が綺麗なセスナですが、それどころじゃない2人(笑)。
でもとても素敵な初Hでした。
本を読みながら「前回のお話の裏側でこんな事が起きていたのか」と…。
おもしろかった!!
もちろんハッピーエンドです。
是非シリーズで読んで頂きたいです。