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極妻シリーズ1冊目です。
暴力団和田組の坊ちゃん・優ちゃんは、
身元を隠して予備校講師やってます。
ヤクザなんて大嫌いなのに…
うっかり、ヤクザのベンツに自転車ぶつけてしまったから、大変!!!
「500万円で弁償するか、死ぬか、俺に抱かれるか?」
相手ヤクザにとんでもない要求を突きつけられ、
しかたなく抱かれる道を選びますが…。
くだんのヤクザ・崇人は対立する暴力団の若頭で男前、
どうやら優ちゃんに惚れてるもよう。
やっかい事は御免なので、振り切りたいのはやまやまだけど…
崇人もなかなかしつこい…!!!
優ちゃん、さあこれからが大変です。
ところでこの崇人若様! …男前なのは認めますがねぇ、
ヤクザ服のセンスときたら、最低最悪!!!
(ド派手なベルサーチのスーツに、ダイヤびっしりのロレックス。
ミンクのコートはおって、紫のシャツときました。
ありえないわ、これ…
…なんだか鼠先輩みたいです。)
…かと思えば、優ちゃんとのデート時には、
ちゃーんと上品なスーツ着て、
ヤンエグ実業家風に変身してくるんです。
(そのギャップたるや、使用前使用後みたい…。)
そうそう、この崇人若様は…見かけによらず教養もあるんです。
美術館に、能、歌舞伎…果ては茶の湯の作法まで!
けれど、その言葉使いはいただけません(放送禁止用語炸裂です。)…ね?
たかがナリとは言いますけどね、されどナリなんですよ、世の中は。
どんな格好をしたらどう見られるか?
ナリしだいで、今の世の中、損も得もしてしまうコトだって、
…彼は、ちゃーんと解っててやってる確信犯だから手強いんです。
(どこかに書いてましたが…。)ヤクザは役者なんです、本当に。
思わずクラッときますね、そのギャップに…。
優ちゃん「ヤクザは身内だけで間に合ってるんだよ!」なんて…
…いつまで言っていられるか?
最後まで読んでまた最初から読み返したくなるお話です。
敵対はしてないけどヤクザ×ヤクザの箱入り息子という関係。
家業を嫌い、一般人同様の生活をと塾の講師をしている優介。
ある日運悪く衝突事故にあい因縁つけて降りてきたのは、別の組のヤクザの組長だったのです。
家業がヤクザとはバレたくない優介は、相手の不当な要求に頷いてしまい
ます。
結果的には一旦解放されたのですが、うっかり気に入られてしまい「俺と付き合え」と迫られます。
そんなこと言われても・・とあの手この手でくるならそれはそれで諦めさせようと画策する話です(笑)
意外にも伊達が、博識で細かい気配りが出来る男だったのでギャップ萌え?っていうんですかね。またTPOをわきまえるらしく服装や見た目に関しては変身します。
ただしわきまえるのはその部分のみで基本オラオラなヤクザ。
振り回されてすっかり奴のペースにはまる優介。
最後まで抜け出せません(笑)
しかし最中に良く使われた業界用語が気になって。
肝心なとき集中出来ないのが難点でした。特殊ワード「●ラ」をそう何度も使わないで・・・
伊達が「●ラ●ラ」言うたびに何が何やら。
甲山さんその言葉使いたかっただけなんでしょう?と言いたくなってきます。
そこ意外はおもしろい設定の本作、楽しめるコメディです。