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新堂奈槻先生もまさか発刊からこれだけ時間が経って、しかもこの作品に神評価がつくとは夢にも思っていなかっただろう。でも私はどうにもこの作品が好きで透明カバーをかけたまま開封すらしていない保存用があるという気に入り方。
先に断っておくと、この作品には直接的な性描写は一切ありません。ふたりは付き合ってもいないし、最後まで告白もありません(告白したいエモーションは最後に垂れ流してくれますが)
とにかく顔がいいことには作中で定評がある大学生の鳴沢はお酒を飲むとかなり甘えたな性格になり手近な女性をベットに連れ込んだ挙句翌朝には全く覚えていないという悪酔いにもほどがあるという困った男。
ある朝目を覚ますと隣に死体が寝てて・・・自首しようとするも友人に諭されて一旦帰路に就くも、そこでたまたまかわいい男子高校生と知り合って彼のお部屋にお邪魔することに。そしてコーヒーに隠し味で入っていたアルコールで甘えたモードが発動しちゃってそのまま朝を迎えることに。
性的なことは何もなかったのだけど自分の境遇から甘えたな鳴沢の潜在的な本心を察してほっとけなくなっちゃった高校生と甘えたモードのことは覚えていないけど彼によって癒されたことで潜在的に惹かれていっちゃう鳴沢。そんな中、友人たちから真犯人に関する連絡があって・・・というちょっとサスペンス風な事件を縦軸に、通り雨のようにたまたま出会っただけの二人が惹かれあうようになるお話。
氏の非BL作品を読んだことがあってそのノリが好きな方にはオススメ。