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鬱になるってわかってるのに、ついつい読んでしまう。
個人的には、鬱っぽくなってる時に読むのはお勧めしないシリーズです(苦笑)
前作を読んだのが、随分前で、本を開いたら、いきなり響生さんが大暴走! してて、かなりびっくりしたんですが……。
その暴走が、響生さんにいい方向の何かを渡しそうで、その点だけはほっとしました。
いえ、全然、何にも動き出せてはいないんですが。
それにしても、相変わらず、食えない奴と、煮え切らない奴のオンパレードで。
この本は一体なんなのか、教えて欲しい……と、思います。
登場人物の行動にはそれぞれちゃんと、作者さんの頭の中では、意味があって動いてくれてるんだと思うんですが、全然、それがわからない。
この人達は、一体何を考えているのだ……? と、なる。
行動原理は割とわかりやすいと思うんですが、そっから先がこっちが思いつかないようなへんてこな行動をとったりする……。
でもね、だからこそ、面白いんです。
煮え切らない、何考えてるかわからないような人間が主人公だから、ついつい、最後まで見守ってあげたくて、「次ー!」「次ー!」ってなってしまうんです。
まぁ、切り方も結構生殺しだったりするせいもあるんですけどね。
ただ、この本のラストは、今までで一番、いいラストだったと思います。
ようやく、幸せの兆しが見えてきてほっとしました。
ただ、あの二人のことなので、このまま丸く落ち着くとは思えない辺りが何とも言えません……。