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生化学研究所の同期、佐伯と千里の焦れったくも面白い、もどかしいラブストーリーです。イヤ、面白いんで一度読んでみて下さい。だまされたと思って是非。ホントにだまされたらごめんなさい。
資源の無駄遣いな男前・ヘタレ佐伯と、そんじょそこらの女じゃ敵わない美形・ツンデレで毒舌の千里は、大学生の頃からお互いに惹かれあってる訳ですが、互いに臆病で必死に隠し続けているので、伝わらない。もどかしい。ああもどかしい。でもそれがじっくり書いてあって、面白い。共感できる(のは私だけだったらどうしよう)。
千里視点で描く、せつない片思いがいいのです。と言っても主役カップルは結構愉快なんで、そんなジメジメはしてません。佐伯がだいぶみっともないくらいで。
そして特筆すべきが、脇役にはおさまらない変態・千石堂。千里いわく『肩書きだけは見事な変態』千石堂。最強にふさわしいド変態。何が変態って、言うこと為すことすべて変態。最強の美形変態。窮地に陥った佐伯に、取引と称してナイスな一言をぶちかまします。この変態けっこう好評を博したらしく、彼が主役の番外編も読めます。フェチの私にはたまらない、眼鏡攻め二本立て。おもしろかったー。