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おおむね、悪くない話だったと思います。
ただ、気になった点をいくつか。
ちょっと筑紫の性格が微妙に不安定な気が……?
でもまぁ、これに関しては僕の好みの問題が、過剰に含まれている気がするので、あんまり何も言えないんですが……。
まず、なんだか、すっごくぼんやりしているように感じるのに、妄想女たちに追いかけられる一哉の助け方がとっても鮮やかで、一応「頭がいい」という、設定になっていたのも、うんうんと、頷けるんですが。
どっちかというと、その後が微妙……。
したこともないのに、「性欲処理してやる」と持ちかけたり。
初めてなのに、割と恥じらいもなく、さくさく進んでいってしまったり。
そして何よりも。
この物語の根幹に関わることだと思うんですが。
占いの結果で、「運命の恋人」だからって何でそんなに諦められるんですか……ね……?
まぁ、自身が占い師で、その結果を強く信じてるのはともかく。
せっかくくっついて、うまくいっても。
「運命の恋人だから」で、全てが片付けられるのは、個人的には嫌だと思うんですが、いいんですか、それで……?
信じてない人からしたら、まったく理由になってないと思うんですが……。
そういう細かいことがよくわからなくて、全体的にはよかったと思うんですが、何回か、肩透かしにあったような気分になった気がします。
まあ、気にならない、といえば気にならないのかもしれませんが。