お買い得商品、セール品、中古品も随時開催中
騎士×王子様の「甘い罪のささやき」が同じカイ×レイヤの関連作品として先に出ています。話事体は繋がってはいないので、どちらからでも読む事が出来ます。
前作がよすぎたからか、期待しすぎました。現代版でキャラを少し変えたというアレンジ点が、萌えと外れて合わなかったです。
教育係・緋村凱(25)クセモノ一途敬語攻め×御曹司・怜也(22)意地っ張り強気お坊ちゃま受け
卒業式の夜に、パーティーで仮面をつけた見知らぬ男に酒に酔わされて、衝撃的な体験をしてしまう。
過保護な父親に育てられて、大学卒業後も父の紹介で新しいブランドのプロデュース業につくことに。
最初の部下であり、教育係だと言って、緋村凱を紹介される。
同居まですることになって、厳しいけれど優しい凱に心から尽くされるにつれて、好きになっていって。
過保護に育てられただけあって、本当にいい意味でも悪い意味でもお坊ちゃまです。その温さと、自分ばかりが恋に苦しんでという悲劇のヒロイン気取りなのが気になってしまいました。
父親に世話をされている部下だから義務的に怜也に尽くすのであって、凱の本意ではないかもしれない。そこには、切なさを誘われました。
凱のクセモノ的な不用意さが各所で出ていて、何も知らない怜也を振りまわしているように見えて、人の悪さを感じてしまって共感出来なかったです。
現代版だけあって、凱のちゃっかり度や根回しの良さに驚きました。
今回の話で一番驚いたことは、怜也の父親です。よくあの状況で、同居を許したりしたものです。
それだけ、凱が信頼を深めるのが上手かったのかもしれませんが、過保護な父親の出来ることではないと思います。
二冊読んで思ったのは、やはり元祖の「甘い罪のささやき」の完成度の高さです!
主従がとても似合うのは、ファンタジー設定ならではかも。今作よりも、二人の関係が絶妙にはまっています。
前作の二人があまりにも好き過ぎるので、点が辛いのかもしれません。
エロ:★3 焦らして焦らして、ようやく最後に。
総合:★3 前作を読んでいると、怜也の温さや凱のズルさが気になってしまって萌えられなかったです。