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kasaneru yubisaki
これこそが王道なのでは、と思わせるストーリーが凄く楽しかったです。
古の作風が好きな方、溺愛作品が好きな方にめちゃくちゃオススメします!!シリーズ物で3作あるのですが、キリ良く終わっているのでこちらの1冊でも楽しめます。(私もまだ本作しか読んでいません)
それにしても、古の作品にでてくる攻めって、なんでこうも女子の理想のごった煮みたいな素敵な人なんでしょうね。ごった煮は言葉悪い?詰め合わせ?
作中に出てきた受けの言葉を借りるなら、『神様に贔屓されているとしか思えない男』
この文章が出てきた時に、ホントそれな!でした。
【矢崎×真弥】
ストーリーは再会愛。
恋愛部分だけを説明するならば、
訳あって1週間を(蜜月に)過ごしたふたりが、二年(半)の月日を経て再会し…と続くロマンチックなお話。
私、以前、違う作品のレビューで、1週間で愛し合えるって早くない?って言った事あるのですが……反省。1週間でも確かな愛がここにありましたー!!!手のひら返しですが、出会ってからの期間なんて関係ないのです。笑
どうせ一緒に過ごす1週間なら…って事で、ふたりは恋人として過ごす事になるのですが、それがもうめちゃくちゃにあまい!
矢崎は事あるごとに、真弥のまぶたに額に膝に胸にとすきあらばでちゅーする。
口以外へのキスって個人的にすごくあまく感じます。相手の事が可愛くて仕方ないんだな、って。
あと!一そろいのパジャマの下を攻めが履いて、受けが上を着るっていうやつ…好きなんです〜!かわいい。
えろも矢崎が丁寧だから、自ずと描写も丁寧でえろかったです!真弥、初めてで感じまくりなんですけど、良いの。可愛いから。(^^)
真弥にベッタリで離さない矢崎。そんなあまい1週間を堪能していると、ついにふたりにも別れの時が。
離れる期限の、最後の一日が、受け攻めそれぞれの視点で語られ、本当は離れたくない、でも離れなくては…があまくて切なかったです。こういうシーンは恋愛ものを読んでいると度々出くわしますが、やっぱり好きな設定なのです。萌えました。
そして、真弥の、『きっと捨てられた猫や犬はこんな気分なんだろう』という感情が堪らなかったです。
再会するまでの離れて過ごす間、お互い想っているのに、会う訳にはいかない、会う理由がない…というモダモダも、くどくなくて好みでした。
再会後が激甘展開になるのは火を見るより明らかだと思うので、省略。
表紙のイラスト、攻めの御髪がものすごく気合い入った懐かしい感じですけど、中のイラストでは特に気にならず、とても綺麗でした。
きたざわ先生の作品を最近読み始めたのですが、受けの嫌いな食べ物がレバーという設定が本作の他にも見受けられ、先生がお嫌いなのか?となんだかおかしかったです。
まだそう多くは読めていませんが、今のところ「重ねる指先」が一番のお気に入りです。
先入観を持ちたくないので予備知識なしに読むのが好きです。CDまで出ている人気のシリーズだったんですね。(真弥=谷山さんは私のイメージとは違いましたが…)
みんな大好き王道展開。薄幸の美少年とお金持ち美青年。とても良くある設定ですが大好き。癒されます。
冒頭、攻である矢崎さんが受の真弥を回想するシーン。そこで語られた真弥が健気でかわいくて、まだ登場してもいないのにもう好きになりました。
この冒頭シーン、凄く好きです。お話に引き込まれました。
真弥くんが良いです。矢崎さんに甘やかされて目いっぱい幸せになってほしい。「男を誘う」的な外見設定はちょっと煩しかったかなと思います。
約束の一週間が終わった後の矢崎さん、甥っ子を真弥のバイト先に潜入させていたのにはちょっと引きました…両想いだからよかったものの、怖い…
この年代頃のきたざわ作品は一番読んでいて、好きな作品が多いかもしれません。
その中でも指先シリーズは、何度も読み返しているお気に入りのお話です。
全部で三作品出ているんですけど、その中でも一番好きなのが、一作目の「重ねる指先」です。
2人の出会い、一週間という期限つきの恋人、そして別れ、再会し、恋人へと…
その一連のストーリーは、無駄がなく、ほんの少しでもすれ違ってしまえば、出会いも再会すらかなわない2人の関係を、見事にドラマチックに表現されています。
最初に読んだ時も、何度も読み返しても、羨ましいくらい2人の恋路にドキドキして引き込まれてしまう…そこにはいつも上手く「雨」を絡ませていて、しっとりとしたムードがなんともいえないくらい、お話の雰囲気をかもしだしているので大好きです。
内容は、健康食品&化粧品会社社長•矢崎×災難続きの高校生→大学生•真弥の年の差&再会もののお話です。
出会は真弥が高校生の時、高校生ではどうしようもないお金の問題で困っていた時、雨がきっかけで出会った矢崎に助けられます。
一週間限定の恋…互いに惹かれ合いながらも別れ、更に2年の月日が流れても忘れられない2人…雨を見るたびにその気持ちがより一層濃くなる2人…
大学生活を送る真弥に、また災難は起こり…再会する2人…事情を知った矢崎は、再び真弥のピンチを助けに飛んできてくれます。
その大人らしいスマートな行動力と、真弥を守ろうとする包容力、すべてがかっこよ過ぎて、ドキドキ♡ニマニマ♡萌萌なのです。
ここまででも、この後の事でも書ききれないくらい、矢崎が、真弥を思い、優しさ溢れる行動の一つ一つがキュンキュンで良いのです。
最初、真弥の一週間をお金で買う形で手にいれた矢崎。
真弥が決めて、矢崎も真弥自身に性的欲求を感じ抱くんですけど、そこにはけしてイヤらしさはなく、常に真弥の事を考え誠実さが念頭にある所が、また甘くて良いのです♡
年の差&年上攻が大好物な私には、きたざわ作品の王道展開はもちろん大好きなわけで(笑)
ただ、いつものきたざわ作品のテンプレ攻めとは少し違っていて、意地悪で大人気ない所は薄かったかなあと思います。
でも、充分包容力があって、独占欲もあって、恋人には、やっぱりちょこっとイタズラ心や、甘えた部分を見せてくれる、矢崎の攻めキャラも萌えツボでした♡
真弥は美人で清楚‼
早くに両親を亡くし、姉と2人苦労してきた苦労もので、真面目で頑張り屋さん。だけど頑固な部分もあって、Hは色っぽく、こちらもきたざわ作品らしい受様なんです。
2人が並んだ姿は、美男&美人さんで清らかなお似合いカップルでほのぼのでした。
視点がシーン事に上手く変わる所や、終始2人の関係に「雨」を絡ませているのが、また憎い演出でした‼
出会い、別れ、再会…そして、手元に残された名刺だったり、公衆電話から一回だけと決めて掛けるコールだったり、真弥らしいなんともいえないくらい、控えめな矢崎への気持ちが、雨音とともに読んでるこちら側にも伝わってきて、そのせつないくらい想い合うお互いの気持ちが胸に響きます。
気持ちのすれ違いや、焦ったさが余計にラブラブに思えてくるので、読んでいて心地の良い気持ちにもなるし、じんわり2人の恋路が堪能出来ます。
もちろんHは甘くて、お初な真弥の初心さが色っぽく…矢崎に触れられれば触れられるほど、色鮮やかに変わっていく姿は美味し過ぎます。
悪役だった、真弥の従兄は本当に気持ちが悪くなるくらい嫌な男でした。
でも、他の真弥の友達だったり、矢崎の部下•武だったり、矢崎の甥大輝だったり、脇キャラたちも個性的で、2人にいい感じで絡んでくる所が読んでいて楽しめます。
年の差&年上攻め、訳あり受、再会ものが、お好きな方に…愛あふれた作品なのでぜひオススメです。
「一週間を買う」というと体を買う、愛人契約みたいなものかと思ったら、予想に反して健全なお話でした。
お金に困った受けが攻めに助けてもらうかわりに肉体関係を持つという、ザ・王道ですが、金にものを言わせてというのでは全然ありませんので、そういうの苦手~って方も大丈夫ではないでしょうか。
攻めがホント大人な男前という感じ。優しい王子様だけど、私が個人的に苦手な必要以上のお姫様扱いがなかったので、素直にカッコイイと思えました。助けてもらう立場の受けは、う~ん、私はそんなにネガティブと思わなかったですね。むしろ普通の現代っ子っぽいかなと。健気さもあんまり感じませんでしたがイライラもしないキャラでした。
なので、全体的に「え?なんでそうなるの?」が無かったですね。
最近、(悪役以外に)理解不能な行動を取る人間がいない、というのは当たり前のようでなかなか難しいんじゃないかと思ったり。
この作者さんて、こういうBLファンタジーを踏まえつつも自然なテイスト、が持ち味かなと思います。良くも悪くも淡々としているというか過剰さが無いっていうか。この作品ではそのテイストがマッチしていて良かったです。
きたざわさんではかなり好きな作品です。
きたざわさんは基本的に好きな作家さんなんですが、なかでも2002~6年くらいがいちばん私の好みに合うものが多いですね。これもそうですが。
もうすごい『ベタな王道』です。きたざわさんではよくある『なんでも持ってる年上攻×薄幸の健気受』の年の差ものですが、その中でも私のお気に入りのパターンです。←もともと『年の差・健気受』は非常に好みではあります。
きたざわさんは攻キャラクターのタイプで好みが分かれることが多いんですが、これは攻に包容力と愛があるので好きなんです。
真弥(受)がなんともネガティブなのでダメな方もいそうですが、私は『ネガティブ受』が苦手ですらないのでまったく平気。たまにこういう『薄幸の健気受』のザ・BLファンタジーとでもいうストーリーが読みたくなるんですよ。
『買われた一週間』『恋人契約』というのから連想するものとはかけ離れて、むしろ『純愛』です。
全般にものすごく静謐なイメージが漂っていて、雨の使い方が上手いなあと言う感じですしたね。
設定もストーリーもホントにどうってことないと思っていても、なぜか惹き込まれて逸らせない『何か』があるんです。それが何かは言葉にはならないんですが。
ホントに好きで、今までに何回読み返したかわからないくらいです。特にこの1作目がいちばんいいですね。
それにしても、真弥の従兄がホントに見事な悪役でした。イヤもう気持ち悪い。悪役としてはある意味大成功なのかもしれませんが、あれはいくら身内だからって見逃せることじゃないんじゃないの?とそこは気になりました。徹底的に断罪して欲しかった。
そして、高嶋さんのイラストがとても綺麗で素敵です。真弥の繊細なイメージにピッタリでした。
こちらがシリーズ1作目で、次の『甘える指先』に続きます。
むぼちさま。
いろいろ読んでくださってる(というのも作家さんでもないのにヘンですが)んですね。
きたざわさんは多作なので本当にいろんな作品がありますが、埋もれた良作も結構ある作家さんだと思っています。
こちらも、もう10年以上前の作品ですが、今読んでも面白いと思うんですよね。
コメントありがとうございました。
先日、kiraraさんがよい評価をされている、もう絶版になっている本を中古でまとめ買いしました。
そのなかで、この小説が一番面白かったです。絶版なのがもったいないと思いました。
私も雨がとても印象に残って、読み終えてからすぐに冒頭の雨の場面を読み返してしまいました。
あらすじ読んでもわかるように、薄幸の美少年モノです。
どっちかというとネガティブ系。
個人的にはあまり感情移入しやすいキャラ設定ではありませんが、ストーリー自体には引き込まれるような引力があります。
雨のしっとりした雰囲気とか、内に籠る体温や吐息など想像できて全体的に情感のある綺麗めな印象。
現在と二年前の出来事が丁寧に描かれているのも好印象でした。
社長カッコイイ人だし。
主人公がな~大ピンチの時しか助けを求めないので、まだるっこしいのですがそんな性格だから攻めが好きになったのかなーと考えてしまいました。
きたざわさんの年の差物は大好きです。
これも大好き。
受けの頼らなさがはがゆい攻めの気持ちもわかるし、攻めにしてもらうばかりで居心地が悪い受けの気持ちもわかるので、ジレジレ感がよかったです。
イラストも、すごく合ってました。
男なのに綺麗で不思議な魅力を持つ大学生の真弥(受)は雨が降ると2年前に出会った矢崎(攻)を思い出す。
2年前、真弥は窮地を救ってくれた矢崎へのお礼として、1週間だけの恋人に。健気で儚げな真弥、優しい大人な矢崎、お互い惹かれあいながらも、約束だからと1週間後、真弥は矢崎のマンションを去ります。
矢崎も雨が降ると思い出すのは一度も振り返らず去っていった真弥の凛とした後ろ姿。お互い好きなのにじれったいです。
真弥が矢崎の名刺を捨てずに取って置いて本当に良かった。
読んでる最中にシトシト、ザーザー、と雨の音が聞こえてきそうなほど、情緒感たっぷりの文章でとっても読みやすい。
包容力のある年上攻め、再会モノ、私の大好物がそろった作品。
もう何度読み返したか分からないほど大好きなシリーズです。
続編の「甘える指先」「伝える指先」もオススメですよ。
不幸受けに金持ち攻めがアレコレやってくれる話です。
王道なんですが、受けの性格があまりにも覇気がなさすぎて、私好みではありませんでした。
せっかく男同士なんだから、受けにもオトコマエさを求めちゃうんだよね。
悩んで攻めに電話をかけて、あとは攻めが事態を解決してくれるのにオマカセ、みたいなのは納得がいかないのだ。
取り柄が「顔が美人」ってだけなのはなァ…。
ただこのあたりは趣味の問題で、白馬の王子様願望がある方なら、楽しめると思います。
あともうひとつ不満が。
従兄がやった犯罪を、警察沙汰にしないのは納得いかないな。ああいうのはきちんと断罪されるべきだよ。
雨の日、従兄に犯されそうになった真弥は、助けてくれた矢崎に対価として自分の一週間を売る。
一週間で身も心も矢崎に恋した真弥。
二年以上経っても忘れられない真弥の前に再び従兄が現れ、助けを求めさきは……
薄幸な主人公をお金持ちで頼りがいのある攻めが同情して。きたざわ先生の話に多いパターンですが、攻めの強引さと大人な部分。受けの綺麗だけじゃない頑さが二人を遠回りさせて、甘く切ない気持ちになります。