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麻生直孝(大学生 モデル並の目立つ容姿)×岡田智里(大学生 一見地味な見た目ながら印象的な目を持つ) ≪関西弁≫
忘年会を兼ねたコンパの後、麻生と二人で智里の部屋で飲み直す事になりますが、突然麻生からキスをされ呆然としている間に寝てしまいます。翌朝酔いのせいにして昨晩の出来事を流してしまった智里ですが、それから毎日麻生は何気ない様子でキスを仕掛けてくるようになり……
ヘタレな麻生に振り回される智里が不憫で不憫で…。恋愛経験が豊富ではない智里に対し駆け引きめいた行動を取り続け、智里が自分の気持ちを自覚するのを待っていた(それまで麻生自身は自分の気持ちを明かさずキスだけする)という麻生の態度にイライラしてしまいました。二人が付き合うようになっても、ちょっとしたすれ違いがあるとすぐに弱気になり逃げ腰になってしまうヘタレさにもまたイライラ……。
結構なヘタレ好きの私ですがこういうタイプはちょっと趣味じゃなかったです。まぁ家庭環境(両親との関係)のせいで、過去には刹那的な恋愛を繰り返していたくせに、初めて本気になった智里に対しては臆病になってしまい、そういう行動を取ってしまうというのは分からなくはないのですが、それを納得する以上にイライラが勝ってしまいました。麻生の叔母(叔母だけど同い年)が麻生に対してしょっちゅう文句を言っているのですがホントに同感で「もっと言ってやれ~!!」と後押ししたくなりました。
話の内容的には良くもなく悪くもなく…といった感じだったのですが、麻生のキャラがイマイチ好きではなかったのでその点をマイナスして[中立]にしました。
久我有加さんの小説で、はじめて読むのをしんどいと思っちゃった小説でした。
恋に不器用な大学生二人の焦れったいすれ違いラブなんですが、共感して切なくなるより、『なんでそんなことで…贅沢な悩みすぎるヤロ…』と思ってしまった。
主役の二人ともを、いまいち好きになれなかった。
『親戚のお姉さんを恋人と間違う』とか『実の兄と話してるのを見て、勘違いしてショックを受ける』みたいな展開はよくありますが、これ私あまり好きじゃないんだよね。
一言確かめてみたら解決する独りよがりな悩みなわけで、タネが分かりきったこのネタで長く引っ張られると、疲れてきてしまうのだ。
今作ではそれが二回もあったので(主役二人とも、順番にやらかしたw)、本当に疲れちゃった。