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人々は人口移動星に住み、男の子は宙レースのレーサーに憧れる未来(?)の世界での話になります。
財閥の子息が、両親の殺人事件から波乱万丈な日々に巻き込まれていきます。世界観もしっかりしてるし、急転する展開にハラハラしっぱなしで、最後までドキドキしながら読みました。
何不自由なく暮らしていた13歳のユインは、両親が殺されたことで、自分と両親には血の繋がりがないことを知ります。
そして、両親の財産を狙う親戚の人達から追い出され、連れて行かれたのはレーサーを養成する惑星で。
その惑星は、養成する場所というのは表の顔で、裏の顔はいらない子供を捨てる場所だったのです。だからか、少年たちの無法地帯になっていて。
綺麗な美貌のユインは、狙われて凌辱されかけます。
結局、誰よりも強かった「黒の谷」のリーダーのリョウガに、凌辱されてしまうのですが…。
そんな始まりだったけど、だんだん強くなっていく2人の絆に萌えます。マシンのメカニックとしてのリョウガの資質や、レーサーとして一流の腕を持っていたユインが、運命の歯車の一部として明らかになる事実の数々が驚きの連続でした。
ユインもリョウガも共に孤独な出生の秘密があって、出会い惹かれ合ったのも必然だとキュンとなって…。
リョウガの異父兄弟とのユインを巡っての争いは切なくなったけど、最後のリョウガとの和解のシーンでは感動してジ~ンとなります。
てんこ盛りな設定だったけど、ちゃんと全部が繋がって活かされてて面白かったです。この作品、続編もあるそうなので読んでみようと思います。