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むむむ…古くささを感じてしまいました。
実際に古い作品ではあるのですが。1995年だし。
ただ須和雪里さんには『サミア』っぽい作品を期待してしまうんですよね。
須和さんは、時代をこえて読み継がれるであろう作品をたくさん書かれてるから、こういうのを読むと「うぐ…」と変な声が出てしまいそうになる。
性格の違う双子の兄弟が、同じ人を好きになってしまい、恋の鞘当てをするお話です。
エッチはなし。ラブも、あるのかないのかよく分かんないです。
かなり腹黒な兄ちゃんと単純バカの弟は、喧嘩しつつも仲良し。
コミカルですが、なにげにブラック。
個性的で面白い部分もたくさんあったのですが、全体的にはガクッときたかなぁ…。
パレット文庫だったからか、ブラックユーモアな部分がぬるい印象でした。ブラックを薄めるための兄弟愛な話は、とってつけたように感じてしまいました。
そのため、バランスが悪くなってる気がしました。
うまく書けないや。
そもそも低年齢層向けのお話だろうから、私みたいなのがレビューすることじたい、間違ってる気もするしさ…。