ハート・サウンド(2) ボディ・フリーク

シリーズ２作目

『ハート・サウンド』シリーズの２作目です。
おおまかな前作のあらすじがお話の中で出てくるので、前作を読んでいなくても理解できるとは思いますが、主人公２人の詳しい馴れ初めまでは書かれていないので、気になる方は前作の『ハート・サウンド』から読まれることをお薦めします。

この作品は前作が終わった直後からお話が始まっていて、１冊丸ごと舞台がニューヨークになっています。
名前と台詞がある登場人物がほぼ全て日本人なので、あまり外国が舞台という感じではないのですが、スイと宝がホテルではなくアパートを借りて一緒に生活しているので、まるで同棲のようで前作より更に甘さが増した印象でした。
宝は恋人になった今でもスイに対しては時々敬語を使っていて、相変わらず謙虚で控えめです。
スイは言葉数は少ないのですが宝にメロメロなのが伝わってきました。
今作ではバンド「ヘルモード」の３人目のメンバー、烈が初登場し、先が心配になる様な展開が読みどころです。