30秒の魔法 2（表題作　天国のテーブル）

ゆったりじっくり・・・？

２巻目です。

想いは通じたものの、ノンケのナオ（受）がなかなか身体の関係までは思い切れずに、一応清いお付き合いの２人。

でも、ゲイのジャック（攻）は恋人ならＨもあって当然と考えていて・・・

いかにも派手な舞台設定のわりに、ジャック×ナオのメインＣＰのラブはゆっくり進みます。この巻でも最後まで行ってませんから。同棲には踏み切りましたけどね。←いや、同棲したのに完全にはやってないことの方がスゴイよね。どんだけ忍耐強いんだ、ジャック！

前巻もそうでしたが、メインのラブが進まない分（？）脇キャラクターが出来上がって行きます。今巻では、ジャックの上司である社長のランディと陶芸家の瞬耶です。

正直なところ、私は何組ものＣＰが錯綜するストーリーは苦手な方です。それくらいならいっそスピンオフとして完全に切り離して欲しいと思うタイプなんですよ。

こちらはシリーズで３部作・しかも短編を繋げて行く形式なので、分量的にも１冊完結に比べれば余裕がありますし邪魔というわけではないんですが、私は特にこのランディ×瞬耶が好みじゃないから余計にそう感じるのかもしれません。

相変わらず、西海岸～という感じで台詞や何かが大げさでちょっと引き気味です。ただ、決してつまらなくはないんですよ。
前巻レビューでも書きましたが、何をとっても自分の好みとはほぼカブらないわりに、次も読もうという気にはなるくらいには面白いんです。

次の３巻で完結ですね。