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crimson road
作家さんの新作発表
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正木由里(「横浜・北辰会」五代目組長)×東堂貴臣(由里と同棲中 教師を辞め「北辰会」の経理を手伝う)
※この作品は由里×貴臣第1部「ERシリーズ」に続く、第2部「CRIMSONシリーズ」の5作目です。
貴臣と瓜二つの容貌を生かした芙緋人は防犯カメラにわざと映るように殺人を犯します。防犯カメラの映像がTVに流れ警察からマークされた貴臣は、勤務先の学校に迷惑をかけることを恐れ教師を退職しますが、由里(ユリ)の紹介で「北辰会」事務所で経理を手伝い始めます。
貴臣の振りをする芙緋人を追う中で、「北辰会」事務所の目と鼻の先に潜伏していることを掴んだユリと貴臣は、今度こそ芙緋人を仕留める覚悟をし戦いに向かいます。
この作品が「CRIMSONシリーズ」最終巻になります。貴臣の実の兄・芙緋人との戦いがメインのシリーズでしたが……決着は次のシリーズに持ち越しの様です。一応貴臣が芙緋人にケガを負わせますが致命傷には至らず、次は香港に場所を移しての戦いになるようです。う~ん前作までであまり盛り上がりが感じられなかったので、今作でどこまで盛り返せるのかと期待していたのですが、正直期待はずれだったなぁという思いが強いかもしれません。まぁ全くつまらない訳ではないので[中立]ではないしなぁ…という事で[萌]にしたというちょっと微妙な評価です。
「ERシリーズ」は当たりはずれの格差が激しかった代わりに、当たりであるクライマックスの盛り上がりは本当に読み応えがあり思わずのめり込んでしまう面白さだったのですが、「CRIMSONシリーズ」は全てが平均的には楽しめるのですが、あまり心を揺さぶられなかったというか読み終わって物足りなさが残ってしまう感じが残念でした。
次のシリーズはユリと貴臣だけで香港に行くそうなんですが…、私は主人公のユリ×貴臣よりも他のヤクザカップルの方がお気に入りだったりするので、すでに読む前からちょっと不安&不満だったりします。第3部ではユリ×貴臣カップルに萌える展開があることと、かなり消化不良な感のある芙緋人との戦いが劇的であることを期待しつつ、次のシリーズを読み進めていきたいと思います。