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prisoner in love
姉の結婚相手に受けが恋してしまうシチュって、最近見ないですよね。これ、読んだ時はむちゃくちゃ萌えた記憶があるんですけど、今読むとどうにも受けが幼くて頼りなく感じてしまいます。
大学生でモデルのバイトをしている由紀人は9歳年上の姉夫婦と同居しています。両親はすでに亡くなり、姉の美弥子が由紀人の保護者でした。由紀人は美弥子の夫・深見に思いを寄せており、叶わない苦しい思いをセフレの誠一にぶつけて紛らわしていましたが、突然、美弥子が事故に遭って亡くなってしまいます。(この誠一がまたいい男)
もしもの際に備え、美弥子と深見は籍を入れていなかったことがその後の相続や同居継続を難しくさせるのですが、由紀人にとっては深見への思いをいかに断ち切るだけで精一杯。深見と由紀人の女友達との間を疑ったり、家を出て誠一のところへ転がり込んだり、深見から逃げて心配をかけてしまいます。
しかし。由紀人のウジウジはこの際どうでもよくてですね。
深見がまさかのバイだったこと、そして最後のエチがたまらんエロだったところに、不覚にも興奮してしまった…。こんなにも美味しいシーン、忘れてしまっていたなんてもったいなことするところだったよ。。
まず、どっちがいい?って由紀人に確認するところ(由紀人は前も後ろもバージン)。で、いきなり69で見せる痴態…。由紀人をガツガツに責めまくった後に、今度は逆をやってみようと提案されて、そのうちね、とはぐらかしてからの、「俺を泣かそうなんて、十年早いよ」の決めゼリフに妄想が捗ってしまいました…。普段の穏やかさからは想像できないスケベっぷりが、、、
あとがきで、隙間産業的BL書きと自称されている作者様でしたが、個人的には書き続けて欲しかったなァと思います。
宮本佳野さんのイラスト込みで好きな作品でした。アンニュイな作風がドンピシャすぎ。また宮本先生の作品を読み返したくなってしまった…。
タイトルも好きなんですよね。