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shitataka ni junsui
こういう作品のレビューが一番書きにくいなと思います。
悪くないけど良くもない、という。
遠野春日さんはしっかりした文章力がある方です。
この物語のプロット、起承転結ちゃんとしてて良かったです。お話としてそこそこ面白かった。
でもでもなんか、萌えない。
最初すごくワクテカしました。
弱みを握られて、嫌な上司にセックスを強要されてる主人公(受け)は、復讐を決意します。
なかなか理知的で根性座ってそうな主人公だったから「どんなふうに復讐するんだろ!やっちゃえやっちゃえ」って期待したんだけど、後半どんどん攻めに守られるだけのお姫様になっちゃって。
攻めも受けもお互いに相手を利用してやろうとして近づいてたから、「利用してるうちに好きになっちゃって、ジレンマで悩むパターンね!これは切ないぞ!」って思ったんだけど、たいしてジレンマもなく、すぐに相手に惚れてゆるゆるな感じで。
いろんな意味で、もうちょい踏み込んで欲しかったなと思いました。