おれたちの番【つがい】は……極上ものだ

双狼の贄

sourou no nie

双狼の贄
  • 電子専門
  • 非BL
  • 同人
  • R18
  • 神1
  • 萌×22
  • 萌4
  • 中立1
  • しゅみじゃない0

--

レビュー数
1
得点
26
評価数
8
平均
3.4 / 5
神率
12.5%
著者
四ノ宮慶 

作家さんの新作発表
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イラスト
幸村佳苗 
媒体
小説
出版社
プランタン出版
レーベル
プラチナ文庫
発売日
価格
¥620(税抜)  
ISBN
9784829626368

あらすじ

開発事業の進む限界集落・大上村。
三十数年ぶりに実家に戻った生物学者の朱嶺は、代々守ってきた神域の山へと入り、白と黒、二頭の飢えたオオカミと出会う。
死を覚悟した朱嶺に二頭は地主神、御犬様の眷属、銀雪と黒鐵であると名乗り、「我らの番となる約束を果たしてもらう」と言うや、双つの異形の楔で朱嶺を犯していく。
朱嶺の脳裏に幼き頃彼らと過ごした記憶が甦り……。

表題作双狼の贄

幼い朱嶺を知る地主神御犬様の眷属
神社の氏子総代の家の生まれた生物学者

その他の収録作品

  • あとがき

レビュー投稿数1

土地の神様は大切にしよう

ケモ耳+3ぴー
おっふ…これは萌え属性にハマりそ~(^///^)♪と
ワクワクしながら読みました。

舞台は過疎化の進む村にあるとある神社。
地主神・神隠し・祟りetc…日本昔話で馴染みがあるストーリー展開です。


幼い頃まで暮らしていた限界集落の山村。
朱嶺(ミネ・受け)はその村にある神社の氏子総代の家の者です。
幼い頃までは村で育ちましたが親の仕事の都合で村を出てからは都会暮らし。
お社は祖母が細々と守ってきましたが、病に倒れ、代わりに引き継ぐために村へ帰ります。

そこからあらすじに書かれているように
2匹のオオカミと出会い、犯され、失ってた記憶を徐々に取り戻していきます。

オオカミは地主神の眷属です。
姿形のない地主神の手足となって土地を守ってきました。
彼らの霊力は150年に1度、5歳の子供の生贄によって保たれて居ます。

その150年目にあたる年に5歳だったミネ。
失った記憶は代々伝わる生贄のしきたりに通じるものでした。

ミネが忘れてしまった過去。
村の人からは「イヌ憑き」と忌み嫌われ村八分状態に。
また、過疎が進む村では再開発の話が進み、工事関係者が出入りしています。
ミネの一族が守る神域すらも対象で役場の人間からは毎日のように土地を売れと脅され…。

土地を守る者として人間に怒りを隠せない2匹のオオカミ。
人間側の事情も地主神の大切さも理解出来るミネは両ばさみになります。
そんな中、ミネの制止もきかず土地開発はどんどん進み…と展開します。


シリアス調なエロエロでお話は進みます。
なんせオオカミの霊力はミネの精液にありますからね~。
パワー回復のためとにかくエッチして・エッチして・エッチしてですw

なのでプレイは色々ありました。
基本は人間の姿でしていますが、オオカミ姿のままで獣姦もあります。
他、ミネが中の人となり『銀雪→ミネ→黒鐵』と連結もあります。
(そのときはミネがオオカミ姿の黒鐵に挿入していて逆獣姦;)
(獣姿に挿れるのは中々のハードルですね;;)
(ティンは人間の姿になってもオオカミティンのままみたいですw)

黒鐵はミネに顔射されて恍惚としているシーンもあり、
ゴリゴリの攻め!という雰囲気は少なかったかも(ФωФ;)
見た目の野性的とのギャップが個人的に嗜好から外れてしまった…;
ビジュアル見てゴリゴリな俺様攻めだと思ってたYO!

また、銀雪と黒鐵は対等な関係ではありません。
銀雪のほうが150年先に生まれたそうで、上下関係があります。

銀雪の言葉には逆らえず言われるがままの黒鐵。
攻め2人が対等ではないのは新鮮でしたが萌え的には残念かな(;ω;)
全ての決定権を握ってる銀雪に好感が持てなかったです。
上から目線に感じてしまう…;

ストーリー部分では、
封印されたハズの悪しきものが…!土地開発で…!
このデジャヴ感はアレだ。ゲ○ゲのアレだ。
工事関係者の前に立ちはだかり「やめるんだ!」と叫ぶミネの姿と○太郎がかぶったw

と、そんなカンジの馴染みあるファンタジーでわかりやすかったです。
あまり良い感想は書けませんでしたが中立とするほど萌えなかったわけでもないので萌え評価で。
文明がどれだけ発達しても侵してはいけない土地は存在するよな…と思いました。

1

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