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kimi eno ai ni oboreru
2017年刊。
う~ん…普段甘々とかほのぼのしたハッピーエンド系の話が好きな自分にとって、この話はどの部分を前向きに捉えていいのか難しい。
主人公・津上は容姿、仕事ぶりに過大評価を得ていると内心戸惑っているサラリーマンだ。
異性との付き合いを意識して結婚相談所を介して知り合った彼女が居たが、同僚の高瀬への憧れを断ち切れずに別れてしまった。
津上は意を決してノンケの高瀬に「俺を抱いてくれ」と頼んだが、好きだと告白した訳でもない。
高瀬のほうも津上との関係を友達として拘っているのに、いざ津上とすっぱり縁を切ってしまうと彼がどうなってしまうかって心配から目が離せなくなってしまったような…
ノンケとしての範疇で津上に好感を持ってたのを、愛情にすり替えてしまっているような…
どうも同性を好きになる一線を越えるという思い切りを感じ取れずにすっきりしない。
自分にとって相手に自然にほだされていくって感情を感じ取れなかったってのは確かだ。
この二人、元から相手に求めている根本的なものが違っているんじゃないだろうか。
最終的には津上の望みは叶った訳だが、幸福な気持ちに満たされるって感覚が湧いてこない。
この話、硬い、というか重いって印象が最後まで拭えなかった。