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lion wo daite
作家さんの新作発表
お誕生日を教えてくれます
お坊ちゃま育ちでちょっと天然っぽい主人公と、ライオンのような男の組み合わせのこの話、小笠原さんのマンガにも登場する主人公のタイプと似ていて、イラストがぴったりはまり魅力増しです。
和倉葉志宣はお茶ノ水署の刑事です。
父親は大企業のトップで、母は愛人から正妻になった人ですが、歳の離れた夫婦で、すでに前妻の息子が大人でいた為に本家敷地内の離れで母と二人で生活しているのです。
本来なら父親の会社の仕事をするのですが、反発心から人の役に立つ仕事をしたいと刑事になったのでした。
そんな志宣と、コンビを組んでいる定年間近の刑事に、ドームで行われるチャリティーコンサートに脅迫状が届いていることから、それを阻止するために地元のヤクザと交渉に行く役目を仰せつかるのです。
そのヤクザは宍戸将英。
一人でその家を訪れると、その屋敷の中ではライオンが飼われていて、そのライオンも怖がらない志宣に興味を持った宍戸は襲われてしまって・・・
育ちのよい志宣が綺麗好きで、ピンチの場面でも宍戸のネクタイが曲がっているとか、シャツがよれているとか、そんなことに気配りというか気をとられている部分、呑気だな~と思います。
しかしながら、そんな情交をしながら御褒美と言って情報をきちんと得ているところ、まあ一応きちんと仕事をしているって言ってもいいかな?
宍戸も、出生がまた複雑ですごい!っていう生まれなんです。
だから、いわゆる金持ち同士趣味とか志向とか合っていると思うのです。
そして、結構イイ人だったりして自分をライオンだと言っている割に、すぐ人の懐に入り込むのが上手い人なんです。
そして彼の背中には唐獅子の刺青。
牡丹は、自分のパートナーとなるひとの手足に彫ってもらって、抱きついた時に唐獅子に牡丹が絡みついているという絵が出来上がるのを夢見ているという、洒落者ですよね♪
テロを阻止することが、宍戸の狙いと合致したので上手く阻止することができるのですが、またバズーカ(アレではなく本物)が出てくる当たりがスゴイ!
ライオンを飼っていて、バズーカを撃って・・・とんでもない設定ですが夢があって楽しめました。
一風変わったヤクザ×刑事モノだと思います。
かなりのトンデモ設定なんですが、勢いというか、ノリで一気に読ませてしまうあたりは、さすがの剛しいら。
おもしろかったです!
剛さんと小笠原さんのペアは、わたしのツボが多いかも。
しいらさんなので大外れはなかろうというのはあるのですが、どちらかというと大好きな小笠原さんのイラスト目当てで購入。
美人で細腰な印象のしのぶ。財閥の息子(妾腹)ですが一人だちしようと警察に就職。情報収集を命ぜられ赴いた先はライオンのすみかだった、というようなお話。
実際宍戸さんという名前で何かとライオンづくし。本当にライオンを飼っていたりしてこの辺はファンタジーです。が、そこはしいらさんで、キャラの性格描写や、脇役の細かい設定などが生きていてお話として面白いです。
ドームでのテロを阻止しようという事件がお話の基線になっています。しのぶの気転や、しのぶに惚れてしまったモンモン入りの宍戸の活躍でなんとか阻止。
続編もあります。