終わりのないラブソング(2)

終わりのないラブソング(2)
  • 電子専門
  • 非BL
  • 同人
  • R18
  • 神8
  • 萌×20
  • 萌0
  • 中立1
  • しゅみじゃない0

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レビュー数
3
得点
41
評価数
9
平均
4.7 / 5
神率
88.9%
著者
栗本薫 

作家さんの新作発表
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イラスト
吉田秋生 
媒体
小説
出版社
角川書店
レーベル
角川ルビー文庫
シリーズ
終わりのないラブソング
発売日
価格
¥520(税抜)  
ISBN
9784044124021

あらすじ

少年院で奈落の日々を送る村瀬二葉は、優等生麻生勇介への熱い思いを抱きながらも大番長三浦竜一の専属の“女”にされていた―。
鋭い蔑みを浮かべながらもまっすぐに二葉を見すえる竜一と勇介との狭間で、行き場のない愛に彷徨う二葉…。
心の扉を閉ざし続けてきた二葉は本当の愛に目覚めてゆくが、やがて出院の日が迫ってくる。
禁断の恋に揺れる十七歳の青春の行方は…。
衝撃の話題作、待望の第二弾。

表題作終わりのないラブソング(2)

レビュー投稿数3

やっぱり傑作

再読です。
やっぱりこの作品は傑作だと思いました。
「時代を感じさせない傑作」ではなく「時代を感じさせる傑作」ですが。それがイイ。
設定や使ってる語句は古臭いけど、読みやすさは保証します。
ついに心を通わせた二葉と竜一ですが、結局離ればなれになってしまうところまでです。
あんなに鬼畜だった竜一の豹変っぷりに萌えます。
でもエッチはしない。お互いにしたくてたまらないのに、キスもしない。
それまではレイプする側とされる側で、やりまくってたのに、心が通った瞬間からできなくなっちゃうんです。
二葉は「求めると嫌われるかも…竜一はホモを毛嫌いしてて、ホモの僕を制裁する意味で強姦してたし…」と思ってる。
竜一は「二葉は俺にされるのを本気で嫌がってた。痛がってた。だからしない」と思ってるし。
このあたりが昨今のBLと違う部分で、両思い→セックス、とならないところがじれったくて萌えます。
ラストの数ページは怒涛の展開で、とにかく苦しくて切なくて、泣けます。

2

一番好きな巻です

終わりのないラブソングの中でこの巻が一番好きです。
好きすきで何度も読み返してしまいます。

二葉と竜一が少しずつ距離が近づいていくんですよ。不器用ながらも優しさをみせる竜一がたまらんです。
竜一が「お前は猫だ」って二葉に言ううんですが、すごく納得。

じれったい二人ですがある夜を境に二葉の態度が激変します。戸惑う竜一が可愛い。
竜一への想いを自覚してから、二葉の愛は竜一へ一直線です。すごく熱いです。
二葉の告白は最大の見せ場だと思いますね。このシーンが好きすぎて何度もここだけ読んだりしました。
ストレートで、嘘偽りない二葉の気持ちに竜一も感極っちゃって。もうこの二人が愛しすぎて大変です(笑)
両想いになってからの二人に終始萌え滾ってました。

勇介への恋心はなんだったのかという葛藤もあったようですが、勇介とはどうこうなりたい、というよりは想ってるだけで良いという淡い恋心。
竜一に対しての想いは、もう離れたくない、竜一なしでは生きられない、誰にも渡さない、という狂おしいほどの愛。
あくまでも私の解釈ですが。でも3巻を読むと、もっとはっきりとした違いがわかりますよ。
大げさなほどの心理描写で、竜一へ完全に傾いた二葉の心をあっさり受け入れられました。

あと、清正が良い兄貴すぎる。二葉の話を聞いてあげる姿に惚れぼれします。この人絶対、年下にモテる!
挿絵見ると髭生えてておっさんに見えますが意外と若いんですよ(笑)

怒涛のラストで2巻は幕を閉じます。
ラストは切なすぎて胸が締め付けられます。初読みの時は号泣していました。
二人の未来に希望はあるのか。続きが気になるラストなので、あらかじめ3巻も用意しておくことをお勧めします。

2

ありえないほど号泣

なにこのラスト。
何なんですか、この巻のラスト数ページの神っぷりは。
いや、この話に不満はいっぱいあるんです。二葉のキャラ設定がゆるくて、一巻の一話目と性格が変わってきてやしないかい?栗本さん得意の行き当たりばったり?みたいな。
でもそんなの、この巻のラスト数ページで吹っ飛びました。
アホみたいに号泣している自分がいた。
切なすぎて死にそうです助けてママン。

1

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