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『バイオレンス・キッス』の続編です。
いろいろ趣向をこらしてます。悩み事を拵えたり、危険な目に合わせたり。
けど、出来上がったカップルの、痴話喧嘩のような悩み事をテーマにされると、それだけでストーリーの面白さが半減しちゃうなぁ、と。
そういうことを改めて思ってしまった一冊でした。
あと、文体が苦手なものになってました。会話文のあいだに、ひと続きになった地の文をひたすら挟み込んでいく書き方。火崎勇さんもよくやられる手法ですが、私はこれが苦手で。
たまにやるならかなり効果的な書き方だと思うんですが、えんえんとやられると、辟易してきてしまう。
普通の文章も書ける作家さんなのに、なんでこんな文体にしたんだろう…?って思いながら読みました。