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ou to hi no jujin
大好きな円陣先生の挿絵なので、これも個人的マストバイ。
水白先生は初めましての先生でした。
お話は、あらびっくり、一度世界が終末を迎えた後で
生き残った数少ない人間と獣が交わって、獣人が出来た という設定です。
本編書下ろし270Pほどで、後日談等なし。
途中、受けが手酷い目に遭いますので(凌辱系)、ご注意ください。
獣人は高い治癒力を持っていたため、その血を求めて
獣人狩りをされるようになり、このお話の中では、
獣人は人間から隠れて生活しています。
そんな中、第二王子の碧泉(あいぜん)は初めてお忍びで出かけた市場で
逃げる子猫を追いかけ、その子猫が少年に変身するところに出くわします。
あまりに痩せこけた少年を見かねて宮殿に連れ帰り、
「友達になってほしい」と頼んで・・・とお話は始まります。
攻め受け以外の登場人物は
第一王子:王の資格を示す瞳を持たないが、封印師の力を持つ。
誠、蓮:第二王子の従者(♂)、第一王子の従者(♀)。二人は犬猿の仲。
とそんなに多くないですが、物語の中の時間軸が長く(碧泉7歳~19歳)、
いろんな設定、イベントがちりばめられています
王になるべく生まれた王子が、王になるまで の顛末+もふBL です。
笑うような箇所はなく、あんまいなあ~ と癒される感じの箇所もなく
シリアス、せつない、手ひどく重くない という印象。
王子がとにかくご立派です!(サイズが大きいとかではない)
*** 以下はよりネタばれ
あら と思った箇所
・この王子、表紙で見た感じ女子だったので、弱っちいのかと思いきや
メンタル的にとっても強い!まさに王になるべくして生まれた方でした。
・子猫だったのが実は虎で、虎ちゃんに発情期が来ます。
その時の対応の仕方を、王子が指南するという・・・わーお。
そしてフ〇ラまでやってる。ありなの???とちょっとびっくり。
結局押し倒されるのですが。
・虎ちゃんは、強いのですが、なんだかヘタレわんこな印象です。
王子が虎ちゃんを遠ざけるべく、「朱虎、いらねー」と言い放つと
ぐずぐず去ったりするし。(ちんまり頭にのってるお耳はラブリー)
小さい頃から一緒にいる大切な王子を好きすぎて、へたれてるのかな。
モフ的要素で癒される箇所は少々ありますが、常にもっふりーーーーー
としている訳ではありませんでしたため、ちょっと残念でした。
凛々しい王子はいいのですが、虎は傲慢ちゃんの方が
個人的には好みだったかも。(耳しっぽの収納は不可)
とにかく、清く正しく美しい王子がご立派な一冊でした。
もちろん円陣先生の挿絵はすんばらしいです!虎さいこー♡
あ、カラー口絵は肌色一色なのでご注意を。