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腕自慢の白虎×清廉な剣士+ちび虎の、もふもふ天界ライフ!
byakkosama no mamorigami
作家さんの新作発表
お誕生日を教えてくれます
傷を負い四方を敵に囲まれ死の淵にいた雪直(受け)は気がつくと見知らぬ部屋で寝ていました。そこは干支の里と言われるところで、神獣たちの住む里でした。一族に捨て駒にされたこと以外何も覚えていない雪直は、治療してくれる兎の神獣・美々太から、手負いの雪直を助けてくれたのは、虎の神獣・銀(攻め)だと聞かされます。その銀もお勤めの最中に大怪我をしてしまっていて療養中だと聞かされます。
雪直は銀の従僕コマに世話をされ療養を続けます。雪直の考えを的確に読む銀は人の心に敏いのか雪直のことをよく知っているからなのか、雪直がネガティブな気持ちになるたびにそれを読み取り、雪直の心を癒そうとしてくれます。
銀とコマの3人で昼寝をしたり、食事をしたりと少しづつ回復していく中で、雪直は二人の役に立ちたいと思うようになるのです。
里へと外出し、他者との交流のお陰か、過去の記憶が少しづつ蘇ってきます。しかし、それは自分が悪鬼と呼ばれ人を殺してきた記憶でした。
過去の自分は里の人に顔向けできない人でなしだったのではと思うと恐ろしくて、もし記憶が完全に戻り今の記憶をなくしてしまった場合、良くしてもらっている里の人達を襲うのではという心配で不安定になるのです。
雪直は天然で考え方が独特です。
記憶を呼び戻すために外に出たいと言った雪直に念のため匂い付けをすると言い出す銀。それに対して、毎日の昼寝で匂いは結構ついてると思ったけどそれ以上につけるってことはって考えた結果にはずっこけそうになりました。天然な雪直は想像の斜め上いく考えの持ち主で、過去話でもいくつか披露されています。
銀は戦神ですが、今は怪我でお勤めをお休みしています。自分も体調が悪い中、しょっちゅう様子を見に来、散歩に連れて行き、毎晩悪夢にうなされる雪直のそばで眠り雪直を気遣います。
里の神獣たちはいい人(?)ばかりでした。
雪直の治療をしてくれた医術が趣味の美々太。可愛らしい見た目によらず、数千歳という齢を重ねた兎の神獣です。とても親身になって二人の治療を請け負ってくれ、二人のために心を痛めながらも相談にものってくれるすごくいい人でした。子宝の神獣なのに色事には弱くて、ハグの話ですらどもってしまったり、雪直たちの情事を偶然見てしまった時はひっくり返ってしまうというのはなんともギャップがあって良かったです。
馬の神獣・伝馬は出てくるたびに笑わせてもらいました。初めは皆が彼を警戒するのでどんな危ない人なのかと思っていましたが、里の人らしくいい人で、戦神らしくとても優秀なのに残念な変態でした。彼の存在は切ない話を読んでいる中で、程よく気の抜けるするある意味癒しの存在でした。
主人公二人は共に切ないです。雪直視点なので、過去の記憶に苦しみ、銀に想い人がいるようだと嫉妬に苦しんでいるところは読んでいて辛いし、銀を守れる強い男になると決意する姿には感心します。
話が進むにつれて、自分も大怪我をしているのに、記憶が戻らない方が幸せだろうと思いながらいつ戻るかわからない雪直のそばにいて、常に強気で明るくしながら雪直を思い遣る銀の辛さが明らかになっていきます。
雪直の記憶が話の核になっているので内容に関しては曖昧になってしまうのですが、里の危機を救い、最後には笑顔の二人を見ることができて良かったと思います。
ただ、伝馬以外はビジュアルと性格が一致しなかったように思いました。
雪直は一体何歳だったのだろうか?どう見ても14.5歳にしか見えないのですが、戦歴を聞くとその歳で?と思ってしまいます。
銀は読んでいるときの印象と言葉遣いの粗暴さに、違和感を感じました。
美々太は、ビジュアルと話し方があまりにもかけ離れていて脳内でイメージできなかったです。
とは言え、戦いの中で育まれた愛の行く末という点では良かったと思います。
もふもふファンタジーBLです。
神獣が住まう神域で目覚めた雪直(受け)。怪我をして手厚い庇護を受けていたが、記憶を失っていてなぜこの状況なのか分からない。それでもお世話をしてくれるコマや屋敷の主人・銀(攻め)が優しく、和やかに過ごしていたが、失われた記憶が戻った自分が優しい人たちを害するのではと不安になり…。
記憶を失った少年受けと、受けを匿う神獣の攻めのお話です。
受けは記憶はないけど天然で、かなり変なところのあるキャラです。そして攻めはツンデレで、口の悪いことを言うけれど思いやり深い神獣。基本人型でケモ耳付き、服装は和服で、本来の姿は大型の白虎。
受けが記憶を失っている期間が長く、その間ずっと受けが不安を覚えているので、気の毒というか辛気臭いというか…。そのくせあっけらかんとした性格なので、キャラの印象が散漫でよく分からない人でした。
そして、記憶を失っているので情報が後出しになるのは仕方ないのですが、後出しで出てくるのが攻めが割りを食ってるエピソードばかりで、受けのせいでひどい目に遭ってる、しかも記憶喪失ですべてを忘れられている攻めが気の毒に思えたりも。
トータルで、受けはあまり好きになれなかったです。
受けが青年だったらまた違ったかな、と思います。年齢は分からないけどすごい細っこい少年で、そんなに幼いのにかつて攻めと色々あったの? とか、そんなに細っこいのに悪鬼のように強かったってちょっと無理がない? とか思ってしまったので。15〜6くらいの雰囲気でしたが、せめて20歳くらいなら良かったな。
攻めはかなり好きなタイプでしたが、最初の頃の妙なツンデレ具合と、後半の頼れる戦神のイメージが重ならず、こちらも散漫な印象になってしまいました。
脇キャラは良かったです。受けのお世話をしてくれるコマとか、変態馬神の伝馬(今変換が電マになって噴きました)とか、すごくキャラが立ってました。
硬派な戦神と記憶喪失の少年の純愛です。
攻めの男前っぷりや、もふもふとかはとても良かったのですが、疑問に思う点もいくつか。
まず、雪直が強い剣士に見えない・・・。
記憶喪失であったことを差し引いても、テクノサマタさんの愛らしいイラストもあって、“イヤイヤイヤこの子絶対剣とか振れないやん”と思ったのです。精神的にもまだ幼いというか。
あと、後半で裏切ったあの人の目的がちょっと拍子抜けな気がしました。それなら、雪直を追い掛けて来た敵の残党とかの方がまだ納得できたかな?
伝馬の変態っぷりは笑いました。戦場でこんな馬乗りたくないww
テクノサマタ先生の表紙に惚れて購入。雨月先生は手に取るのが三作目です。
てっきり、あまあまほわほわお話かと思いきや、
私には違って感じられました・・・
融通の利かない頑固者な私が悪いのですが、最後までなじめず、
すいません中立でお願いします。
舞台は、干支神獣が用事ない時にのんびり過ごす「干支の里」という集落。
傷だらけで記憶を失った状態で保護された雪直は、
その里で大切にされ傷を癒していくうちに、銀(顔の右目などを
ケガしていて包帯している虎の神獣)のぶっきらぼうながら
大切にしてくれる様子に少しずつひかれるが、
銀の懐には大切にしまわれた笛があり・・
といった感じにお話は進みます。
地雷としては、少しだけ身体的にイタイでしょ と思うところありますが
あまり手ひどくないです。
一匹だけなぜその設定にした?と、どうしても納得のいかない変態馬(笑)
がいて、せつないお話なんだか、笑うお話なんだか????
となってしまいました。(私だけかもしれないですが)
その変態馬、見た目イケメンなので、
戦神の右腕っぽく振舞うカッコいい馬ではダメだったの・・・・?
と個人的にはとても残念。
登場人物
雪直:黒い大きなおめめ、ほっそりした体、童顔な少年。
銀:虎姿の神獣。人姿の時は白銀の長髪イケメン♡ぶっきらぼう。
コマ:山吹と黒の狛虎。直垂着て二本足歩行。銀のお世話をしている。
美々太:兎の神獣で薬師。見た目7~8歳の童。雪直の介抱をする。
栄達:雪直より先に、干支の里に迷い込んでいた人間。
美々太の手伝い等をしている。
伝馬:変態馬。。。。。
等が出てきます。ちゃんと悪党いるお話です。
好きだった部分:
銀のしっぽが第三の手か!というぐらい、ご活躍になります。
叩く、あそこをつつく、マフラー?代わりに巻き付く等々。
しっぽ好きな方にはよいかなと思いました。
それから、テクノサマタ先生の挿絵がすんばらしい!!!
もっふり虎さんにもたれかかって、うっとりしている雪直の図は
ほわーんと癒されますし、戦の申し子の片鱗を見せている挿絵は
コマ割り?されていて動きがあるように感じられてとても好きです。
どうにも苦手だった部分:
心情の移り変わりが早いように感じたのと、
雪直がネガティブ思考な時間が長かったところ、(最後盛り返しますが)
得物を弓、槍にしたからまだいいのですが、こんな細っこい子を
戦の申し子にするのは、どうもなあ。。。。とつい感じてしまいました。
他の方は高評価のようで、一人乗り切れなかったみたいで
返す返すも残念・・・・
電子書籍で読了。挿絵有り。雨月さんとテクノサマタさんのコンビは鉄板!幸直の口調とイラストがなんとマッチしていることよ。
雨月さんお得意の『この世のものではない(モフモフ付き)』人々が活躍するお話です。
主人公が、いじらし可愛いのも相変わらず。
でも、今回の主人公幸直くんは、記憶をなくしているんです。自分が何物か解らず、過去の記憶かもしれない夢の中では、自分でも信じられないほどの残虐さに苦しみます。
「それに苦しむあなたが本当に残虐なはずないじゃない」と、読んでいる私が、ほろほろキュンキュン。
不安や嫉妬の感情も相手にぶつけようとはせずに身をひこうとする幸直くんのいじらしさに、またしてもほろほろキュンキュン。
クライマックスで腹を決めた幸直くんのりりしさにもほろほろキュンキュン。
いやー、可愛い。りりしさを上回って可愛い。
可愛さ満載の一冊です。
雨月さんのお話には珍しく、変態がバイプレーヤーに出て来ます。
「なるほど。よく考えたよね」とかなりニヤニヤしました。
お楽しみはご一読されてどうぞ。
私生活の余裕が不足している毎日なので、かなり癒されました(満足)。