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大人気「嘯風館」シリーズ・待望の新作!
suiyou wa ai de kirameku
作家さんの新作発表
お誕生日を教えてくれます
和泉先生20周年記念とのこと。最初書店で見た時の印象、「でか。ごつ。」
二段組みだったらどうしようと恐る恐る手に取りましたが、違いました。
よかった。
まるっと書き下ろし370pほど。ショートなし。
できればあまあま後日談を読みたかった・・・
装丁がとても素敵。(ツタが絡まっている理由は謎(笑)キレイだからよし)
カバー下には、表紙と同一絵の単色版がありました。
カラー口絵は着衣で姫抱っこしている図。
中の挿絵は全部で10枚、最後だけベッドシーン。
浴衣のルスランがたまりませーん。きらきら大好き。
2006年~08年に書かれた「上流社会の方々の集う館」を舞台にした
シリーズの4作目。
大学院生の瑞穂はその嘯風館でアルバイトをしています。
ルスランは瑞穂が高校生の時、頑固者の祖父(画家)に唯一出入りを
許されていた人間。
祖父の死をきっかけに交流を拒否されていましたが、7年たち、
瑞穂との関係を改善しようとルスランが来日。
その時瑞穂は事故で入院していて・・・というところからお話は始まります。
地雷はあまり思いつきません。
少しずつ気持ちが変わっていくのを丁寧に書いてあるお話と感じました。
登場人物
瑞穂:両親は離婚、再婚していて天涯孤独状態。≠人懐こいタイプ。
蒼漣:瑞穂の祖父。画家(巨匠)。がんこ者系。
ルスラン:スウェーデン伯爵家三男坊。誰が相手でもするっと入り込める人。
ギリシャ彫像ばりの美貌らしい。
その他前作までのカプ
都築・充:都築の別荘にルスラン、瑞穂を招待という話が出てきて、
割合出番多し。
江端・九条:九条が瑞穂のことをいろいろ気遣ってあげてます。
江端に対しては、相変わらずのつんつん 超クール美人。
高階・実紀:二人の美術館デートを瑞穂がアテンドしているシーンありますが
一番出番少なかったです。
等が出てきます。
*********以下はより ねたばれ
きらきら孔雀様が好きで、その瑞穂へのこだわり方や最後の溺愛度合は
好きなのですが、瑞穂のルスランに対する拒絶反応のような部分が
好きになれませんでした。
高校生の時に祖父に死なれたので、それをルスランのせいにして
拒絶する という反応は、理解できなくもないのですが
24,5歳になってから同様の反応はちょっと大人げないよーと感じてしまって。
儚げ凛々しい和風美人 というようにもっと感じられると嬉しかったのに
と思いました。
余談
伯爵家の執事だか秘書だかが、気になります。sweetechとかいう企業絡み?
和泉先生の全作品を見ていないのですが、何かの関連作なのかなあ・・・