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yuuwakusunnayo
鹿住槇さんの本は、いつも少しだけ物足りないんだけど、面白いです。
明るくて可愛くて王道展開で、いい意味で型にハマったようなハッピーエンドがくる。
この話は、クラスメイトに片思いしてるゲイの高校生(受け)が主役。
告白し、拒絶はされなかったけど、受け入れては貰えない。相手はノンケで、ゲイへの偏見はないけれど、男に恋愛感情は持てないのだ。
そんなとき、イケメンの大学生(攻め)と出会う。
キスされて口説かれてセックスされて、訳わからないうちに流されていく。
心はクラスメイトに、体はイケメン大学生に、という毎日が続き――。
強引な年上攻めの、包容力と一途さにキュンとなる、良作でした。
(大学生)京弥×(高校生)修のお話です。
最初、京弥が好きではなかったんですよね…。顔が好みで一目惚れって、あー顔ですか。ってwでもそんな思いを彼は徐々にぶち壊してくれましたァァァ!
まあ、わたしの歴代攻めランキングの中で上位には入らないけどね☆
愛してくれないヤツなんかやめて、俺を好きになれよ……。って一途な感じでイイ!
ここまで愛される受けっていいなぁー。
てか京弥の思いやりや、優しさがよかったです。あれは付き合い始めたら、独占欲強くなりそうなタイプw
タイトルが誘惑すんなよ!とか…私ならむしろ誘惑されたい(`・ω・´)はい!
ページ数が割と少ないし、読みやすいのですらすら読めると思います。
胸キュンありのいい作品でした。
鹿住さんは基本的には好き作家さんですが、作品によって結構好みが分かれるんですよね。これはその中でも最低クラス。ただひたすらに不愉快でしかなかったです。
設定としては、親友に片思いして告白したものの恋愛の意味では受け入れてくれない彼と強引に迫ってくる格好いい大学生・京哉(攻)との間で揺れる修(受)。
しかし、鹿住さんはこの『揺れる受』がホントお好きなんでしょうね。しょっちゅう出くわす気がします。
とにかく京哉が、今まで読んで来たBLの攻キャラクターの中でも個人的最低クラスに入るんじゃないかというくらいでした。
根がどれだけ一途で優しくていいヤツだったとしても(←私はそうは思いませんが、たぶん作家さんはそのつもりで書いてるんでしょうから)自分勝手で強引・傲慢な俺様で私のものすごくダメなタイプ。イヤもう大っキライ。
あまりにもコイツが気分悪くて読んでて寒気しました。比喩じゃなくページ繰る手が震えた。
いやもう、自分の思いを押しつけるだけで相手のことを斟酌する気もない最低な男だとしか感じませんでした。終始『自分が好きだから』としか言わずに身勝手な行動をする。
相手の気持ちはどうでもいいんなら、それはすでに恋愛じゃないんじゃないの?『好き』はすべての免罪符になんかならないんだよ!
優しくて思いやりがあるいい男で書きたかったんなら、あの始まりからしてもう失敗だとしか感じられません。
アレがなければまだ許容範囲だったかもしれない。・・・やっぱり無理だったかもしれないけどさ。
ストーリー自体はどうこういうほどのものではないですが、修がなぜ京哉に惹かれて行くのかがまったく理解不能でした。身体に引き摺られたってことでいいんですか?
結局は好き勝手してるだけの(私にはそうとしか思えない)京哉が報われる展開というだけでもう無理です。ご都合主義というのも腹が立つ。
読まなきゃよかったとしか言えません。