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neko ni gohan
この作品は、まずキャラクターですね。
奈津(受)の思考(どうしてそういう結論になるのか)が不思議と言えばその通りなんですが、そこに疑問を持つとそもそもストーリーが成り立たないんです。私はこういうのもアリで大丈夫でしたが、これがダメな方は苦しいでしょうね。
奈津は『不思議ちゃん』なんでしょうが、私は嫌味がなくてよかったと思いました。作品のトーンは相変わらずほのぼの・おっとりととしてるんですが、実は意外とシリアスなものを含んでるのかもと感じました。
なんかもう色々と地雷でした。
主人公が他人の恋愛沙汰にガンガン首を突っ込んでお節介するのが地雷。
他人の恋愛沙汰や夫婦関係にここまで土足で踏み込んでいくのって、たとえ動機が「仲直りさせたい」という善意であっても、それが過去のトラウマのせいであったとしても、非常に不愉快です。
「うわ~、こういうお節介オバサンいるよな~。ウゼー!」って思ってしまいました。
もちろん介入もやり方次第で、上手いやり方なら私もイイと思えるんだけど、この主人公のはひたすらナンダカナァでした。
思考も乙女だし、天然の子供っぽさもまったく可愛く思えなくてイライラ。園児みたい。こんなにいい人たちに囲まれて、イイコイイコって真綿でくるむように大事にされてて、過去のトラウマ云々言われてもええ加減にせいよって感じ。
ピンポンダッシュオチを爽やかにまとめてるのにポカーン。
主人公に限らず、人の問題に介入していく第三者の多さにもモニョモニョしました。ほっといてあげようや、って。
といっても全否定したいわけじゃないんだけど。当人同士がそれでいいならいいわけだし。単に私には合わないというだけだ。
合う人にとったら「いい人ばかりが登場する心あたたまる優しいお話」だと思う。
ひねくれた私にとっては「お節介オバサンばかりが登場するウザいお話」でした。