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hajimete no koiwazurai
連休明けの体には、間之先生のあまあま小説が
効きます。
もうね、お約束てんこ盛りなんですよ。
自分の可愛さに無自覚な20代男性(普段はダサいメガネをつけている)、とか。
会社の御曹司だけど後継ではないが超優秀な攻め、とか。
お約束ではあるのですが、何度読んでも美味しく楽しめるのがお約束!もう最高です。
しかも普段はピュアな受けは酔うとキスをせがんで来るキス魔になるという最高な設定が…
こんなん読んでて楽しくないわけがない。
新装版ということで書き下ろされたお話もあまあま全開で素晴らしい。
挿絵もお話の雰囲気にピッタリで、最高です。
ぜひ、疲れた体に間之先生のあまあま小説を!
おすすめです!
作家様買いです。
こちらは祖父から古書店を引き継いだ店主の直史(受け)と
古書店の常連客の聡真(攻め)とのお話です。
直史が純粋無垢なので、心の準備をさせるより体から馴染ませて
自分無しでは生きられないくらいにしてやりたいと思うけど
そこは理性で食い止めることが出来る聡真。
執着心はあるけどちゃんと直史のことを思って
ゆっくりと恋心を育んでいく様子が見れます。
途中ハラハラとする展開があり、直史がどうなってしまうか心配だったけど
ちゃんと聡真が来てくれて良かったです。
その後は甘々展開でたまらない気持ちになりました。
お互いがお互いを好きな気持ちが、惜しみなく書かれていて
こちらまで幸せな気持ちになりました(*´▽`*)
素敵なお話を読めて良かったです♪
間之先生のお話ということで、作家買いです。
過去出ていた本の、新装版とのことですが、
初読みの私には最初から最後まで楽しめました。
旧版を既に読んだことがある方も、書き下ろしがあって楽しめるはず。
本の虫な直史は、おじいちゃんのお店を引き継いで運営を始めるのですが、何やら思った以上に大変。そんな中、常連の聡馬に助けられます。そんな出会いを経て、年下の聡馬なのに、直史は甘えまくり。聡馬も甘やかしまくり。でも、そんなことに違和感がないほど、直史は天然で、一生懸命。そして無自覚に甘えたり、聡馬の気持ちを振り回します。対して、聡馬は、年下ですがしっかり者で、直史を甘やかす事に喜びを感じているようなので、ごちそうさまという感じでした笑
直史は、天然箱入りで外の世界や、人間関係をあまり持たずに過ごしてきたので、聡馬との出会いやお店を通して成長もするんです。
安心安全な甘々さ、お砂糖たっぷりなので、疲れた時にぴったりです。
間之先生の作品は、これまで読んだものが甘くてかわいくて私好みでしたので、こちらも楽しみにしていました。
本当に最初から最後までずーっと甘々で、糖度マックス。
受け様の直史は、イマドキ珍しい純粋培養のピュアで、感情面では幼児並みの幼さ。
攻め様である聡馬には、自分の恋心に気付かないまま、甘えたり抱きついたり、と端から見たらバカップルそのものでした。
一方で、攻め様も聡馬も、直史にはあっまーい。
曰く「愛、屋烏に及ぶ」<好きだからこそ、それに付随する全てが愛しい>だそうで…。
なるほど、直史の全てがかわいくて愛おしくてたまらないって感じで大事に大事に愛でています。
でなきゃ、無自覚に聡馬を煽りまくってる天然子悪魔ちゃんの直史相手に、あんなに我慢できないわなぁ。
忍耐力と自制心を試されて鍛えられまくりでした。
二人とも、「好き」とかの想いを伝える言葉を惜しみなく相手に告げていて、相手も嬉しげにそれを受け止めていて、言葉にも態度にも大好きを伝えている2人が、とても微笑ましくてかわいい。
晴れて恋人同士になる前もバカップル並みのいちゃいちゃぶりでしたが、恋人になってしまったら、周りに人がいてもすぐ2人の世界に入っちゃうような、甘い空気を撒き散らしていました。
好きな本さえあればいい、と小さな世界に閉じこもっていても幸せだった直史が、聡馬と知り合って恋人になって、これから聡馬と過ごす時間、知り合う人、見る世界が、大好きなものが大きく育っていくのが嬉しいですね。
目を離せない直史だけど、そこがまたかわいくて愛おしく思ってる聡馬と2人、これからもいちゃいちゃしながら幸せに過ごしていっておくれよ、と思いました。
新装版ですが書き下ろしがあるので、以前読んだ方にも楽しめるかと思います。
以下、あらすじ無視な感想を。
最初に、直史が祖父から古書店をいきなり譲り受けるというのは、ちょっと現実的じゃないような。
本の虫で書店員ではあったものの、マニアックな古書店ともなればそう簡単にはいかないと思うんだけど。
で、その直史のあまりにも世間ズレした純粋培養っぷり!
いい年した成年男子のピュアッピュアな言動が、ちょっと好みじゃなかったです。
聡馬の完全無欠なイケメンっぷりは素敵なんですが、完璧すぎてなんだか白けてしまうくらい(^^;;
聡馬は最初から直史の事が好きで、直史も聡馬の事が好きなんだけど、人と接してこなかったから『恋愛として好き』と気付かないんです。
ハグは普通にするわ酔ったらキス魔だわ、とんだ小悪魔な直史で、聡馬の忍耐力に感心…!
受けを溺愛する攻めは大好きです。
あまあま大好きです。
しかしながら、今作ははまらなかった…。
気になったのが、聡馬友人の凌と甥の文都の関係。
スピンオフあるんですか?ただの友人??
今作CPより、この二人が気になります(´∀`*)
ルビー文庫からの同タイトルの新装版でP60超の書き下ろし付きです。
ルビー文庫の本は持っているので、どうしようかなと思ったのですが、イラストが大好きなカワイチハルさんだったし、書き下ろしが読みたかったので購入。
本編も甘々ですが、書き下ろしも期待に違わず甘々でほのぼの幸せな気持ちになりました。
<本編>
人付き合いが苦手でそうそうに諦め、本の虫になった書店員の直史(受け)は齢80にしてオランダ留学をするというアグレッシブな祖父から祖父の古書店「三毛屋」を任されることになります。憧れの本屋を任され張り切っていた直史ですが、慣れない古書店の仕事に困っていると、常連だという院生の聡真(攻め)に助けられます。祖父から手伝うように頼まれたという聡真は毎日通ってくれて、何くれと面倒みてくれるようになります。
一般の書店員にいきなり古書店を任せてしまうのは、ちょっと現実的では無い気がしました。値段の付け方も違うし、普通の書店員では必要ない知識が結構あるのに、修行もなしにというのは任せる方も受ける方も何考えてんだって思いました。ただ、直史も直史の祖父もかなーり現実離れしたのほほーんとした人なので、あの二人なら仕方ないかって感じだし、直史の祖父の方ははじめから聡真の手伝いありきで話を進めているようなので他力本願ではありますが、考えなしなだけではなかったのかな。
両方の視点で読めるのでお互いがどう思っているのかよくわかって楽しいです。
対人スキルの殆ど無い直史は友達もいないので、はじめから距離感がおかしいです。
どうみても直史は聡真に一目惚れなのですが、友達もおらず恋をしたこともない直史にはわかりません。思ったことを素直に言って聡真に甘える姿はどうみてもバカップルです。聡真もほとんど一目惚れで最初から直史を落とす気満々なのですが、直史が対人スキルが幼児並みなのがわかっているので、じっくり成長するのを待っています。理性を試されっぱなしの聡真の気持ちを想像するのも楽しいです。直史は言葉を惜しまず思ったことを言うし、聡真はそれに優しく返すで本当に砂を吐きそうなくらい甘いです。でも付き合ってない。
恋愛を意識できない直史は無自覚に煽ってくるのでそろそろ限界な聡真が作戦をたてます。
聡真は司堂グループという大企業のの御曹司なのですが、長男の晃貴が後を継いでいるので自由に文学の道に進んでいます。が、それを盾にしょっちゅう晃貴が絡んできます。今回その遊びに直史が巻き込まれるのですが、聡真はそれを利用するのです。
聡真が自分をネタに意に染まぬ仕事をさせられてると知り、人に対して物申したことのない直史は聡真のために頑張るのですが、全然歯が立ちません。でも、晃貴から何を言われようとも揺るがず「聡真が楽しそうじゃなかったらそれは幸せじゃない」と断言できる直史は本質を見ることができる人なんだと思いました。
話の展開はさして大きな事件があるわけでもなく、押して駄目なら引くを地で行く感じで王道ですが、あとがきにもあるように、心が疲れてる時や寝る前に読むのに最適な、あまり深く考えずのんびりふんわり楽しい気持ちになれるお話だったと思います。
とにかく、直史が気付いてないだけで最初から最後まで甘々バカップルでした。
< 書き下ろし> happy ever affter
本編後、またしても晃貴に図られ、女装させられる話です。
一緒に暮らし始めた二人。「三毛屋」で仕事をしていると、晃貴から電話が。
聡真が見合いをさせられている、肉食女子に囲まれて聡真が困ってるから一緒に助けてあげようと誘われうっかりそれに乗ってしまいます。実際には聡真はちっとも困ってなかったのに。
直史のように素直な子なんて百戦錬磨の晃貴にしたら赤ちゃんを相手にしてるようなものでしょう。結局、結婚したくない晃貴の策略にまんまと乗せられた直史でしたが、作戦自体3人にとっていい結果になるものだったし、偶然知り合った一族の最高権力者の聡真の祖母にも気に入られ万々歳でした。直史を巻き込んでしまったけど、直史の着物姿は見れたし、結婚は回避できたし、着物を脱がしながらなんてめったにできないあれこれもできたし、一番得したのは聡真だったのかも。
お見合いだと言われても、聡真なら大丈夫と固く信じている直史は実はすごい子なんじゃないかと思いました。だいたいこういうこと言われると、不安になったりするものなのに。
嫉妬したこととか「ずっと毎日好きが溢れる」とか素直に言えるし、恥ずかしいことを要求されても、震えながらも「恥ずかしくない恥ずかしない」と呪文を唱えてるとろこも、直史が可愛すぎます。こんな28歳成人男子がいるんでしょうか。聡真じゃなくても身悶えしました。
本編終了後のSSは甘々な話か将来のことでちょっと不安になる話のどちらかが多いと思うのですが、どちらの要素も取り入れながら揺るがない甘々な話で
もっともっとこの2人のお話を読みたい気持ちにさせられました。
それにしても、とにかく直史の言動が物語全体にわたって面白く可愛くて良かったです。普通友達になってもらうのに「幾久しくお願いします」なんて言いませんよね。
イラストもとてもよかったです。
聡真が晃貴を本気で刺しそうなイラストはすごく緊張感があってよかったし、その他は本編のほんわか甘々な雰囲気が存分に味わえるとても素敵なものでした。
イラストはルビー版の六芦かえでさんのシーンと大体同じで見比べるのも楽しいです。
好みはあると思いますが、それぞれ魅力的で私としてはどちらも甲乙付け難く、ほんわかしたお話のイメージできて良かったです。