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jinginai ore no papa
子持ちヤクザ×保育士という、一見相容れない受け攻め設定が好きで購入を決めた初読み作家さんでした。
無認可の保育園で保育士として働く受けさんの友羽は、その保育園に預けられた子供・冬馬くんの母親による育児放棄によって、父親の元に向かう羽目に。
その父親はヤクザで、ある取引を交わした事から2人の仲は急速に縮み、
時には冬馬君がキューピッド的な役割を担いながら、愛を育んでいくが…
という、ヤクザものとしては王道ストーリーだったかと思います。
ヤクザで、実の子供にも冷たく取り付く島もない実の父親に初対面から啖呵を切ったりと、なかなかに男前な性格で、物心ついた時から同性が好きだという事を誰にも言えずひた隠しにしていたりと、割とあるあるな受けさんの設定。
攻めさんの楡は、傲岸不遜・自信家・ナルシスト(←友羽談)な、こちらもヤクザとしてはよく見る設定で。
2人の設定的に特に目新しい感じはなかったので、ふんふんとスムーズに読み終えたように思えます、
強いて欲を言うならば、せっかく保育園が舞台でもあるのでもっと子供特有のきゃぴきゃぴ感を
出してほしかったなー…
と、心残りです。
ヤクザ世界としては生温い展開にも残念感は否めませんが…(^^;)
ヤクザもの(+子持ち)の王道を読みたい方には入門編としても読みやすいかなあ?と感じました。