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ハードボイルドとは。
非情なこと。人情や感傷に動かされないで、さめていること。また、そのさま・・・・・。
さて、この作品のどこにハードボイルドが含まれているのか( ´∀`)ゲラゲラ
今回の主人公は、野原太陽君。新人編集者であり、酷い作家先生のところに、人身御供として送られている可愛そうな子。
20年読者が待った人気少女マンガの最終回の原稿をようやく仕上げ、締め切りの迫る印刷所へ嵐の中ピンクのかさをさして歩く。
あと4時間。ギリギリ・・と奮闘する太陽だが、後ろからやってきた暴走車に跳ねられ、倒れこんだ。大事な原稿・・・・死のう・・・
しかし、太陽の不運はここから更なる展開を見せ・・・・!?
ということで、今回は、超美形な作家先生×新人編集さんのお話。
なんというか、恐ろしくハードボイルドでした。
雰囲気からすれば、「ハードボイルド」がどんなものかが大事なのではなく、「ハードボイルド」という雰囲気の中に生きる人間達の、すばらしくアホなストーリーなのだとおもう。
倒れた太陽を拾ったのは、締め切りを過ぎに過ぎ、そしてなんとか伸ばした最終締め切りを3日後に控えたミステリー作家先生。原稿は真っ白。
ピンクのかさ。コレは事件!歩み寄って一目ぼれ。
目を覚まして、原稿を受け取り外に出てからの記憶を失った太陽に、自分が性的な意味で襲われたような雰囲気をかもしだし、責任問題を持ち上げる。
あれよあれよと、責任を取らされるはめになり、先生を嵌める(性的な意味で)ことになり・・・・なんだかすごくかわいそうになってしまうお話。
「なんだか解らないが、恋に落ちていくのを・・・」
って・・なぜにそこで恋に落ちる!!?そんな場面もありあり。
あとがきに「ノンフィクションを含み」~なくだり。
これが本当ならば恐ろしい。
修羅の道も一歩から。
いろんな意味ですばらしい。
とんでも・・なお話が読みたいときにはおすすめ。
性的描写はそんなに多くないものの、四六時中エロな行為を強いられているという表現が多いためか、妙にエロちっくな作品。
怖いほどに。
可愛そうなといえば、最後。
ミステリー作家先生のファンレターを、太陽くんが爽やかに読んでくれるシーン。
ほめているのかけなしているのか。
「よかったですねぇwwよかったですねぇw」と本気で喜んでいる太陽くんと、
複雑な気持ちでそれを聴いている作家先生の姿が珍妙で面白かった。
あるいみシテヤッタリな気持ちになっている。
結論。
作家先生はエロい!!←チガウ