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kamoku na yaju no main dish
会社社長の父の跡を継がず、料理人になりたいと思っている受け。オリーブ農園で1ヶ月働き通せたら料理人への道を許してやると言われ、農園に放り込まれたが、そこの跡取りである攻めとどうもそりが合わず…。
オリーブ農園の跡継ぎの攻め26歳と、シェフ志望の社長子息18歳のお話です。
受けは金茶髪で恋愛方面に緩いやんちゃタイプ、攻めは寡黙なガッチリタイプの農業従事者。受けの視点の作品ですが、気が合うわけもなく、最初は攻めに対して苦手意識しかない状態です。
それが、ちょっと酒でも飲ませて口を緩ませよう、とこっそり攻めに酒を飲ませたことから関係が変化しはじめます。
実は再会もので、最初に出会いのシーンが提示されています。でも攻めが最初の頃に無愛想なのがなぜなのかわからず、読んでいて、なんでこの人こんな態度なんだろうと不思議でした。あと2人でオリーブの苗木を保護しに行くエピソードがあるのですが、そのときに「オリーブの木よりもお前の命の方が大事だ」的なことを攻めが言うのです。受けはびっくり&感動するんだけど、普通はそりゃ人の命の方が大事よね、比較対象が受けじゃなくてもね。
そのセリフが告白のように扱われているのに引っかかり、ちょっともやっとしました。
あと、受けが男女問わず遊びまくっていた、というキャラクターに違和感がありました。男相手だとタチだったみたいで、それが「元気で可愛い」本人のイメージと合わず…。恋愛遍歴は女子相手だけでよかった気がします。